【ビジネス書要約】ベゾス・レター アマゾンに学ぶ14ヵ条の成長原則

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サラバト
サラバト

Amazonって知ってます?

男性のあなた
男性のあなた

当然!いつもお世話になってます!

サラバト
サラバト

では、創業者ベゾスさんが1代で築き上げたということも、今は時価総額が世界で4位ということも?

女性のあなた
女性のあなた

そうなの?何気なく、使っていたけど全然知らないかも!

サラバト
サラバト

じつは、戦略とかは私も知りませんでした!

なので、本を読んだので解説していきます!今日もよろしくです!

ベゾス・レターとは

著者:スティーブン・アンダーソン

もし、ジェフ・ベゾスがアマゾンの桁外れな成長を生み出す方程式をあっさり見せてくれて、私たちも同じやり方を実践できるとしたら、どうでしょうか?

実は、それが「レター」なのです!

1997年から株主に宛に毎年公表されるレター全21年分を徹底分析。
一介のオンライン書店を1兆ドル規模の会社にまでに成長させた秘訣を14の原則に集約。
どんな業種のどんな事業でも役に立ち、実行するのに大金も不要。事業の拠点がシリコンバレーでも、テネシー州ナッシュビルでも、ロンドンでも、アイオワ州デモインでも、日本でも、どこでも使えて、テクノロジー系の会社にも、ピザ店にも、NPOにも簡単に応用できる、ビジネスの成長原則とは?
リーダーや経営者、これから起業する人にも必読の1冊。

googleブックスより引用

有名なので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。株主に対して、毎年発行される手紙があり、ジェフリーPベゾスCEOの考えを知ることができるというコンセプトの書籍です。

書籍要約

以前、手法を知るためにQCDの説明をさせていただくのに以下のような「フラホイール効果」を説明させていただきました。

※Amazon HPより抜粋

QCDについては、こちらの記事で話しています。

上記、書籍紹介の通り、レターやインタビューから考えを読み解くものとなっておりますが、参考にしたい内容は以下を私は抜粋しました。

  • ROR(リスクリターン率)の考え方を採用している。
  • エジソンに例えられるような商業的な発明
  • 大きな可能性のあるアイデアを小さなリスクで行う体制。
  • 意思決定を迅速に正確にする。
  • 自社の企業文化「一日目」を全員が認識し、答えが同じであること。

Amazonをビジネスフレームワークで考える

ROR

ROIは(Return On Investment 投資収益率)を考えるが、「I」を「R」に置き換えている。これはリスクのRである。

投資の場合、「営業利益÷投資額」というような数値で表せるのに対し、通常リスクは表現ができない。「営業利益÷リスク」を様々なデータをもとに算出しているところにアマゾンのすごさがある。

商業発明

製品というのは「製品ライフサイクル」という市場に投入され、廃棄されるまでの周期を表現するフレームや「プロダクトポートフォリオマネジメント(PPM)」を用います。

Amazonの場合、今でこそ収益の柱は多くあり、「プライム」や「AWS」「エコー」など様々な『金のなる木』がありますが、これは基本的には問題児から始まるケースが多く、それをどのように市場占有率をとるかが、重要となります。実際「ファイヤフォン」や「アマゾンオークション」などの『負け犬』失敗も多くあります。こういったリスクをとるのがRORの考え方に基づいたものなのでしょう。ちなみにPPMのフレームは終わってみればこう・とわかるものの戦っているときはわかりづらいでしょう。

意思決定

Amazonでは意思決定に以下手順を踏むことにしています。

①1型(後戻りできないもの)2型(後戻りできるもの)に区別し、

②2型の決定は手順を簡素化し、迅速に行う

③1型はあえてスピードを下げる(6ページメモがアマゾンでは採用されている)取り組みを行う

迅速な意思決定をするにあたり、考えるのは組織構造です。一般的に組織構造は「機能別組織」や「事業部別組織」「マトリックス組織」など類型がわかれています。

そして、組織は以下の5原則を基本的には守って構成されます。

  1. 専門化の原則
  2. 権限責任一致の原則
  3. 統制範囲の原則
  4. 命令統一性の原則
  5. 権限委譲の原則

Amazonでは特に権限委譲を進め、意思決定を迅速にし、1型の意思決定を速めていると考えられます。また、権限責任一致の原則に従い、2型はしっかりと承認を得る形になっています。

常に一日目

いわゆるスタートアップ精神をしっかりと持とうということだが、言うほど簡単ではない。

前述の製品と同様に組織にも「組織ライフサイクル」があるといわれます。以下のようなイメージです。

このライフサイクルでは「公式化段階」と呼ばれる段階で意思決定が遅くなると一般的に言われており、さらにリスクを取りづらくなるといわれます。そのため、イノベーションのジレンマなども起きるといわれています。しかし、Amazonではこのリスクを常に取り続ける企業文化の構築によって公式化段階のデメリットを最小限にしているといえるでしょう。

男性のあなた
男性のあなた

常に創業時の心を忘れずに。大企業になってもリスクを取り続けられる!っていうのが強さの秘密なんだ!

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