この前ソフトバンクやってなかった?もしかして早くも再投稿??
いえ、実はソフトバンクとソフトバンクグループという会社は別会社なんです!
意外と知らない人も多いですよね~
どっちも会社の財務諸表を公開してるんだ~
※財務諸表という言葉わからん!という方は↓↓↓↓
親子上場と呼ばれたりもするけど2社とも上場しているからね!NTTドコモはこれが今後廃止になる予定だよ!
そういえば、ドコモとKDDIと三社目ってことだね!
ソフトバンク
ソフトバンクグループを先日取り上げました。ご存じの方も多いと思いますが、ソフトバンク自体は孫正義さんが一代で築きあげた一大企業で、現在は携帯キャリアとしてソフトバンクグループの子会社として事業を行っています。その前身はボーダフォンであり、それを買収し今の形になっていますが、ヤフー買収からヤフージャパン設立も相まって、独自のサービスを展開してきた背景もあります。
〇ソフトバンクグループとソフトバンクは別物 ということは覚えておいていいでしょう。
なんとなく、ほかの2キャリアと比べてきつそうなイメージがあるのは一代で築いたベンチャーのイメージがあるからでしょう。
損益計算書
営業収益合計は2兆4,284億円であり、売上総利益は1兆2,438億円、営業利益は5,896億円です。
売上高総利益率は51.22%、営業利益率は24.28%です。他2キャリアが減収、増益となっているのに比較して、増収増益になっているのも特徴の一つでしょう。
しかし、営業利益率はほぼ変わらない水準です。適正な効率で運営したらこの効率に落ち着くということでしょうね。
四半期純利益は3,923億円です。金融費用が他2社に比べて高いです。
これが比較的新しい参入企業であることを表している唯一に近い特徴のように感じます。
三大キャリアでソフトバンクが唯一の増収増益!(売上も利益も上がっている)
貸借対照表
貸借対照表を見ると、総資産は10兆4,908億円です。負債は8兆6,479億円、自己資本は1兆8,428億円です。有形固定資産が1兆980億円と他2社に比較すると低いです。
無形資産が1兆6,871億円と一番大きいです。現金同等物と営業債権も約1兆7000億円です。
自己資本比率は21.31%です。一代で大きくしている企業としては健全ですが、ドコモとは正反対の比率とも言えますね。流動比率は81%です。
短期の安全性を見ても3社の中では低いといえそうです。
この規模となるとすぐにどうというものはないですが、きれいにここは分かれますね。
借金が最も多いのもソフトバンク。
1億の家を買うのにドコモは7000万、KDDIは5000万、ソフトバンクは2000万の自分のお金を持っているというイメージ!
けれど家の大きさはソフトバンクが一番大きい!
キャッシュフロー計算書
営業キャッシュフローは7,858億円、投資キャッシュフローは△4,261億円、財務キャッシュフローは2,436億円です。借入を引き続き行っていく経営姿勢がうかがえますが、健全なキャッシュフローと思われます。
借入が大きくても尚のこと、投資を行っている。しかし、本業の稼ぎと借入で現金資金は増やしている。
セグメント営業利益
セグメントは以下に分かれています。
- コンシューマ事業
- 法人事業
- 流通事業
- ヤフー事業
コンシューマと法人に分かれているのは、KDDIと近いですが、流通とヤフーに分かれているのも一つの特徴ですね。
コンシューマ事業は1兆2,962億円で、法人事業は3,319億円です。ヤフー事業が5,459億円も売り上げを上げていることも大きいです。ちなみに「ワイモバイル」は説明を見る限り、コンシューマ事業になりそうです。
三社の中で最も多角化されているのが、ソフトバンク。ZホールディングスのZOZOTOWN買収は記憶に新しい方も多いのでは?
説明会資料
次回は説明会資料を解説します。
※この記事はソフトバンクのIR情報を基にまとめております。
コメント