ソフトバンクグループはAIの話がほとんどだったね!ソフトバンクはどうなんだろう?
財務諸表とか何度やっても苦手~
※そんなあなたは↓↓↓↓
決算説明ではどのように話されているか
前回の記事では、決算短信を基に損益計算書と貸借対照表の解説をしました。
今回は、決算説明資料を用いてどのように発表をしているのかを見てみましょう。
株主について
冒頭の説明は「株式」についてからです。2000年代最大規模の売出しであるとのこと。これにより、株主者数がみずほFGに次いで2番目に9月時点でなったとのことを話しています。これにより、一般株主が過半数を占めていると説明しています。株主総会の普通決議で否認権を一般株主で持っていますということを説明したかったのかと思います。ソフトバンクGの影響力が弱くなりましたよ。と。
ソフトバンクは一代なので、良くも悪くも孫社長のワンマンと言われてた!株主総会は特別決議は3分の2、普通決議は2分の1が必要となるからね!(実際は分散していてそんなに単純ではないけど)
上場時からの変化
多様化したことを強く打ち出しています。話題にもなるので知っている方も多いと思いますが、収益群は知っている会社が多いです。Zホールディングスを子会社化していることにより、多くのナンバーワンサービスを持っているという説明です。
また、2019年度では売上高のうち、29%が営業利益のうち38%がモバイル通信料であり、今後の成長戦略としてもモバイル通信以外を見ているという説明でしょう。
他2社と比べても多角化しているのがわかるね!モバイルの売上は3割に満たず、7割は別事業で稼いでる!
決算概況
上期決算
11ページ以降で決算説明が始まっていきます。
短信解説で話をしましたが、増収を継続していることをやはりうたっています。コンシューマ事業が減収している内訳は他2社と変わらずとも、他の事業が増収している為、増収しています。
利益に関しても同様の構造であることを説明しています。
成長戦略
ソフトバンクグループもそうですが、現在の状況以上に将来どのように成長していくかという戦略がめいかくにあるのが、ソフトバンクの特徴に感じます。通信で堅実な基盤を保ちながら、多様化していく事が目的です。実際にはソフトバンクグループの意思としてあるAIの報告に繋がっていくのは間違いないでしょう。
法人事業
事業別に説明資料の章が分かれています。法人事業ではテレワーク需要もあり、7%の増収となっています。
目指すのは「ハイブリッド営業」であり、これをソフトバンクのソリューションがサポートするということです。
多様なソフトバンクグループの影響力がさらに生かせるのが強みとなります。
ソフトバンクグループのシナジーが生かせるソフトバンクは対法人のビジネスにはめっぽう強い印象がありますね。ZOOMもLINEもありますからね!
ヤフー事業
ヤフージャパンからスタートしているはずのヤフー事業ですが、15%増収を記録しているようです。支えているのはコマース。いわゆるQRコード決裁の「PayPay」です。
このQRコード決裁を軸に事業シナジーを目指していきます。実際、支払いを握るというのは非常に大きいですね。クレジットカードを握るようなイメージですから様々なサービスへの障壁をなくしていきます。
コンシューマ事業
コンシューマ事業は減収です。モバイル通信料の比率低下を示しているのは政府からの引き下げ要求にこたえていっても、影響が少ないというアピールでしょうか。
確かに通信料は下がっていると思いますが、容量を使うサービスが増えてきているので、一般消費者としてはここは感じずらい部分でもありますね。
サブブランドの立ち位置を明確に説明しています。
ドコモ以外はマルチブランド戦略を採用しているということですね!
顧客数×単価
ARPU
顧客単価は下がっていることをプラス材料として報告しています。
契約数
契約数は堅調に伸びているという説明です。ワイモバイルの伸びが大きそうですね。
他の2社がどれだけ高単価になっているかを伝えていた印象なのに対して、ソフトバンクは低単価というのを謳っているように見えるよね!戦略の方針が見えますね!
5G事業
ネットワーク投資は積極的に行い、顧客の不満を解消してきた背景があります。実際の基地局数は一番多いのですね。
更に今後は5Gに向けた投資です。ここはソフトバンクが最も得意に見えますがどうなるでしょうか。
5G回線でIoTが加速するといわれているけれど、様々な投資先を持っているソフトバンクグループのシナジーはここでも効いてくると思うよ!様々な提携が進み、ビジネスが飛躍的に上がるというところに強みはあると感じますね。
2022業績目標
ソフトバンクグループではなく、単独での営業利益1兆円の達成を目標に掲げます。
伸び率としては、どうなるかわかりませんが、シナジー効果が大きいのが特徴と言えます。
総評
3社比べると利益率こそ近くとも全然違う特徴が見えました。
次回は3社比較をまとめていきたいと思います。
※この記事はソフトバンクのIR情報を基にまとめております。
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