クレディスイスやグリーンシルってここのところ経済ニュースで
見かける名前だけどなんのことか正直わかっていないや!
昨日6月2日に以下のようなニュースがあり、私も調べてみました。
ぜひ、何も知らないよ・・・という方も読んでみてください
この記事でわかること
- 今回のニュースに疑問を感じた理由
- 提訴に至ったと考えられる経緯
- 今後のソフトバンクグループについて
今回のニュースに疑問を感じた理由
ツイートの通りですが、そもそも今回のニュースをみて疑問に思ったのは、
「出資者」であるソフトバンクグループをなぜ、債権者であるという理由で提訴できるのかということです。
基本的にソフトバンクは出資者という立場です。
wikipediaによると2019年5月13日に8億ドルを出資しているようです。
しかし、日本で考えれば一般的に株式会社という形態の場合は有限責任という形式であり、当該会社の債務などの責任を負うことはありません。
株式会社 | 合同会社 | 合資会社 | 合名会社 | |
出資者の責任 | 間接有限責任 | 間接有限責任 | 直接無限責任/直接有限責任 | 直接無限責任 |
それでは、グリーンシルをみてみようと思います。
HPを見ると「LLP」になるのではないかと思います。
リミテッド・ライアビリティ・パートナーシップ (Limited Liability Partnership; LLP) とは責任が限定されている組合のことです。
その責任の範囲は出資した金額までの範囲となります。
一方で、当該組合には日本では法人格がないですが、イギリスでは法人格があります。
ことも特徴として挙げられます。
そうするとやはりほぼ株式会社に近い形態といえるでしょう。
・・・・色々と調べたつもりですが、間違っていたら教えていただけると幸いです。
提訴に至ったと考えられる経緯
改めて経緯としては以下です。
・・知っているよとなる流れだと思いますが。
- グリーンシルキャピタルが破綻
- 破綻により、最大30億ドル(約3290億円)の損失をクレディスイスが負う
- 1番出資をしているソフトバンクを提訴
という流れになると思われるのですが、ここまでの仮定があっていたとすると有限責任なので、やはり責任追求はできないのでは?という疑問が再燃します。
ここで、もう一つ気になるのは少し前に出ていた以下のニュースです。
出資者に対してグリーンシルキャピタルが融資をしていたというものです。
この内容によって融資分を含めた提訴ができると踏んでいるのかもしれません。
主要出資者であるプライベート・エクイティ(PE)投資会社ゼネラル・アトランティックに3億5000万ドル(約380億円)の融資を行っていた
ウォールストリートジャーナルより
今後のソフトバンクグループは?
ソフトバンクグループはご存知の通り、先日国内最高益の純利益4.9兆円を達成した企業です。
これは何より孫正義さんの先見の明が圧倒的にずば抜けているからに他ならないでしょう。
これが先日のWeworkとともに今回のグリーンシルなどで翳りがあるのではないかと言われてもいます。
しかし、正直言って規模が大きくなったからニュースも大きくなっているのではないかと私は感じています。もともと投資で100%の勝利はないわけであり、ソフトバンクビジョンファンドの規模が大きくなったことで成功も失敗も規模の桁が違うようになっただけではないかと私は思っています。
そのため、ソフトバンクグループの株が割安というのは私も同意ですが、一方で孫正義というビッグネームに頼りすぎている感じは正直否めないこともあり、私は所有していません・・・
しかし、どの企業よりも先に夢があるとも感じています。
ソフトバンクグループの投資活動は常に未来への投資。
一般人の私では到底思いもつかないビジネスに投資をしているため、時代を先取りしすぎていることも多いのかと思いますが、まだまだ期待ができると個人的にはかんがえています。
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