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経営分析の方法を簡単解説 ~投資にも役立つ財務諸表の読み方~

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男性のあなた
男性のあなた

なんとなく、ここ何回か見ていて思ったけど利益率とか自己資本率とか何?

サラバト
サラバト

説明が遅くてごめんなさい!いろいろと指標があるんだけどこの3つだけ覚えておけばOK!という指標を紹介するよ!

  • 収益性分析
  • 効率性分析
  • 安全性分析

という3つだよ

それを覚えればいいのね!

サラバト
サラバト

覚えなくても、何を示しているかがわかればいいよ!

これらの指標を同業他社と比較するか期間比較して業績がどうだったかを俯瞰するんだ!

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収益性分析

損益計算書のみを見て、分析することができる指標になります。

下記、基本的に説明は不要かもしれませんが、以下のような収益のイメージを持って以下の分析を見てみて下さい。

売上高総利益率

売上から原価を引いたいわゆる粗利を求めるものです。

売上総利益率(%)=総利益÷売上高×100

50円で仕入れたリンゴを100円で販売すれば売上高総利益は50円、売上高総利益率は50%です。

売上高営業利益率

売上高総利益からさらに販管費などの費用を引いたものです。

売上高営業利益率(%)=営業利益÷売上高×100

人件費が1つのリンゴを詰めるのに10円かかっていたら50-10=営業利益40円、営業利益率は40%です。

売上高経常利益率

営業利益からさらに営業外損益を計算したものです。

売上高経常利益率(%)=経常利益÷売上高×100

リンゴの販売事業を始めるのに借金をしており、その利息を20円払っていたら
40-20=売上高経常利益20円、経常利益率は20円です。

効率性分析

損益計算書と貸借対照表を見て、分析することができる指標になります。

高ければ高いほど経営効率が良いとされます。

以下の棚卸資産を例に挙げるとわかりやすいです。500円の棚卸資産で1000円の売上を上げるのは回転率が2回です。同じ500円の棚卸資産で2000円の売上を上げたら4回。高い回転率のほうが良い理由がわかりますね。

総資産回転率
総資本回転率(回)=売上高÷総資本
経営資本回転率
経営資本回転率(回)=売上高÷経営資本
※経営資本=流動資産+固定資産-建設仮勘定-投資その他の資産
有形固定資産回転率
有形固定資産回転率(回)=売上高÷有形固定資産
売上債権回転率
売上債権回転率(回)=売上高÷売上債権
棚卸資産回転率
棚卸資産回転率(回)=売上高÷棚卸資産

安全性分析

貸借対照表を見て、分析することができる指標になります。

自己資本比率と負債比率は資金調達の比率をあらわすものです。自己資本比率が大きいほうが安全性が高いといわれますが、MM理論などにも言われるように節税効果も負債にはあるため、一概には言えません。

短期安全性、長期安全性などともいわれ、借金を早く返さなければいけないのに現金がないと黒字倒産などもありうるということですね。

自己資本利率
自己資本比率(%)=自己資本÷総資本×100
負債比率
負債比率(%)=負債÷自己資本×100
流動比率
流動比率(%)=流動資産÷流動負債×100
当座比率
当座比率(%)=当座資産÷流動負債×100
固定比率
固定比率(%)=固定資産÷自己資本×100
長期固定適合率
長期固定適合率(%)=固定資産÷(自己資本+固定負債)×100

今日はここまでにしましょう。ざっくりと印象派つかめましたでしょうか?分母分子が変わらなかったり、結構覚えやすいものも多いですね。

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