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【中小企業診断士2次筆記試験】平成30年 事例Ⅱ 過去問を考える

この記事は約11分で読めます。
サラバト
サラバト

中小企業診断士学習は継続中です!

今回は過去問を取り上げたいと思います。

男性のあなた
男性のあなた

学習中だとどのように着目すればよいかわからないよね!

女性のあな
女性のあな

タグで「事例Ⅱ」に関連する項目は見ることができます!

サラバト
サラバト

診断士の学習をしない方も、どんな問題がコンサルの試験になるのかを見てみると面白いと思います!

この記事でわかること

  • 平成30年事例Ⅱの問題
  • 設問解釈
  • 本文との対応
  • 解いてみての感想、回答例
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平成30年事例Ⅱの問題

過去問は1次試験も2次試験も以下のリンクから、見に行くことができます。

中小企業診断士試験問題

企業概要

様々な要素がありますが、それは後程本文でご確認いただくとして、概要を抜粋すると以下になります。

  • 老舗日本旅館
  • 資本金500万円
  • 従業員は家族3名、パート従業員4名

設問解釈

長い本文を読むには、先に設問を解釈してから本文を読むことが必要です。
そのために、「設問解釈」から始めたいと思います。

第1問

B社の現状について、3C(Customer:顧客、Competitor:競合、Company:自社)分析の観点から150 字以内で述べよ

答えるもの:現状を3Cの観点から述べる。

サラバト解釈(与件文に探しに行く):3Cをそれぞれ明確に記載する必要がある。

第2問

B社は今後、新規宿泊客を増加させたいと考えている。
そこで、B社のホームページや旅行サイトに B 社の建物の外観や館内設備に関する情報を掲載したが、反応がいまひとつであった。
B社はどのような自社情報を新たに掲載することによって、閲覧者の好意的な反応を獲得できるか。今後のメインターゲット層を明確にして、100字以内で述べよ

答えるもの:ターゲット層+どんな自社情報を掲載するか

サラバト解釈(与件文に探しに行く):好意的な反応=売上だと考えていいのか?
ターゲット層は複数あるのか?

第3問

B 社は、宿泊客のインターネット上での好意的なクチコミをより多く誘発するために、おもてなしの一環として、従業員と宿泊客との交流を促進したいと考えている。
B社は、従業員を通じてどのような交流を行うべきか、100字以内で述べよ

答えるもの:宿泊客のクチコミを誘発するために、どのような交流をするか

サラバト解釈(与件文に探しに行く):クチコミに関連する記載があるのか? 従業員との交流ということは相互性が重要になってくるのではないか?

第4問

B社は、X市の夜の活気を取り込んで、B社への宿泊需要を生み出したいと考えている。
B社はどのような施策を行うべきか、100字以内で述べよ

答えるもの:宿泊需要を生むためにどのような施策を行うか?

サラバト解釈(与件文に探しに行く):夜の活気とは何か? 宿泊需要は何があるか? 利用できる経営資源は何があるか?

本文との対応

本文も以下をご覧ください。

https://www.j-smeca.jp/attach/test/shikenmondai/2ji2020/a2ji2020.pdf

問題との対応は以下のように考えていきます。

第1問

B社の現状について、3C(Customer:顧客、Competitor:競合、Company:自社)分析の観点から150 字以内で述べよ

本文から答えのヒントとなりそうなものを抜粋
客=ビジネス客が8割、インバウンド客が2割 現状はインバウンド客が急増している
自社=無料Wi-Fiの設置や、接客の教育をしている
競合=駅前にビジネスホテルが二軒、タイプが近い競合は10年前に閉鎖した。

答え構想
『顧客はビジネスが8割、インバウンド客が2割となっており、インバウンド客が急増している。自社では無料Wi-Fiの設置などを行なっており、インバウンドの取り込みを急いでいる。競合は駅前のビジネスホテルしかなく、インバウンドニーズである和の風情ではB社が優位にある』という方向性で回答する。

第2問

B社は今後、新規宿泊客を増加させたいと考えている。
そこで、B社のホームページや旅行サイトに B 社の建物の外観や館内設備に関する情報を掲載したが、反応がいまひとつであった。
B社はどのような自社情報を新たに掲載することによって、閲覧者の好意的な反応を獲得できるか。今後のメインターゲット層を明確にして、100字以内で述べよ

本文から答えのヒントとなりそうなものを抜粋
自社情報としては
・庭園
・芸術品
・日本らしい朝食など
がある

答え構想
『インバウンドの顧客(ターゲット)に対して、庭園や芸術品、日本らしい朝食などの情報を提供し、和の風情を感じてもらえるように発信する』という方向性で回答を修正する。

第3問

B 社は、宿泊客のインターネット上での好意的なクチコミをより多く誘発するために、おもてなしの一環として、従業員と宿泊客との交流を促進したいと考えている。
B社は、従業員を通じてどのような交流を行うべきか、100字以内で述べよ

本文から答えのヒントとなりそうなものを抜粋
交流としては地元の観光資源を生かすべきだろう
SNSの拡散をしたいと思うような画像を提案するのがいいのか?

答え構想
『観光案内などの交流を行う。その際に食べ歩きなどSNS映えするような場所を案内し、口コミを誘発する』という回答の方向性で立てる。

第4問

B社は、X市の夜の活気を取り込んで、B社への宿泊需要を生み出したいと考えている。
B社はどのような施策を行うべきか、100字以内で述べよ

本文から答えのヒントとなりそうなものを抜粋
夜の活気=連続ドラマの撮影場所となっていた場所のライトアップなど
→これにより、夜間人口は増加している。
ターゲット=①空港にするか?②首都圏の層にするか →どちらも2時間程度でいける
経営資源=裏の駐車場・バス1台

答え構想
『直通バスを①空港に走らせ、インバウンド需要を取り込む』という方向性で回答する。

解いてみての感想

解いてみての感想は「対応ニーズの切り分けが難しいです」です。
これは、設問4の模範解答でビジネス層への対応、1−3問でインバウンド層への対応中心となりますがそれにあたります。

私は以下の書籍を使って、答え合わせをしています。TACテキストも良いのですが、自分の回答と見比べづらく、一般的に推奨されている「ふぞろい」のほうがおすすめです。

ふぞろいも最新版が出るようですので、その場合はそちらがよいでしょう。

サラバト
サラバト

事例1、2、3は回答の正誤よりもどのような解き方で自分がつまづくのか・知らない知識があったのか、考え方の分岐で迷うのかという自分の思考回路を知っていくことが良いとも思います。

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