昨日のNTTと併せて株主総会の決議依頼が来ている
ベネッセコーポレーションについても気になる部分があったので紹介したいと思います。
株主優待が魅力的だよね。
以前の社長の原田さんの時に個人情報の流出問題などがあって、
株価が下がったけれど少しずつ回復しているよね。
この記事でわかること
- 今回の議案の定款変更と役員人事
- ベネッセの狙いと今後
定款変更と役員人事
今回の株主総会では以下の議案となっています。
- 定款一部変更の件
- 取締役8名選任の件
この議案は一般的な株主総会の決議であると読み取れますが、私はこれかのベネッセの戦略が見えるように感じました。
ベネッセの狙いと今後
ベネッセの収益はご存じの通り、教育事業が中心です。
しかし「介護事業」の比率はすでに「こどもちゃれんじ」を上回っているのです。
事業のポートフォリオが分散されていることを指しています。
そして、「その他」に含まれている事業を今後成長させていきたいというのがコロナの影響を受けている現在ではより強くなっているのだと推測されます。
中期経営計画
中期経営計画では「コア事業の進化」と「新領域への挑戦」を柱に掲げています。
新領域への挑戦事業として掲げているのは以下です。
「海外での介護事業」と「大学・社会人市場領域」への進出です。
デジタル教育の加速は「大学・社会人市場領域」などへの進出と現在のコア事業の強化双方につながるものでしょう。
今回の決議事項からサラバトが推測するもの
先に見た決議事項から注目したいのは以下です。
国内教育事業に含まれているであろう「学習塾、予備校、語学教室その他各種、教室の経営」よりも上の位置に「食料品(米穀類、生鮮食品、健康食品を含む)、飲料(酒類を含む)、医薬部外品および化粧品の販売(現行定款30および31を一部変更し統合)」を持ってきていることです。
この分野は中期経営計画にもありませんが、強化をしていく分野なのでしょう。
それは取締役にオイシックス代表の高島さんを社長に据えていることからも見えます。
介護事業などと食料品事業は親和性が高いかもしれません。
新たに大きな収益の柱となっていくか、期待したいと思います。
株主優待も楽しみなので、届いたら記事にしたいと思います。
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