デール・カーネギーという名前を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?
自己啓発系の書籍をよく書いているって知ってるけど
読んだことはないな・・
デール・カーネギーといえば「人を動かす」「道は開ける」などが有名です。
「人を動かす」と違うの?
ラジオ講座で「こうすれば必ず人は動く」というものがあり、それを文章化したものだよ!
事例が多くあり、会話形式で読みやすい特徴があるよ!
今回の書籍
今回の書籍テーマは『こうすれば必ず人は動く』です。
このラジオのスクリプト原著の原題は『人を動かす』として訳されている原著”HOW to win friends & influence people”と同一です。
しかし、メインテーマは一緒でも当書籍は事例が極めて多く、現場がイメージしやすいです。(訳者のまえがきにも極めてリアルと表現があります。)
デール・カーネギー書籍に興味があるけど手が出せない・・という方は比較的読みやすいかもしれません。もし、興味があれば読んでみてください。
人を必ず動かす成功法則
○○で人を「動かす」
人を動かすための成功ノウハウとして自己を変容する心持ちを書いています。
成功ノウハウとしてまとめている数は22です。
それぞれの立場やシチュエーションでの人を動かすコツが書いてあります。
その中で、私が特に参考になった点は以下です。
- 人が間違っていても、非難せず自分を正す
- 人にどれだけのものを与えられるかを考える
- 計画を細かにたて、実行する
- 人の名前をひたすらに覚える
人が間違っていても非難せず、自分をただす
普段、他人と話すときに猛烈に相手を非難したくなってしまったことはないでしょうか。
商談の時など、相手は全く分かっていない。自社の製品がどれだけ素晴らしいのか・・と否定してしまったことは無いでしょうか。
頭ではわかっているけれども、やってしまうようなことです。改めて意識的に「非難するな」「自分をただせ」と教えてくれます。
誰かを非難したいという衝動に駆られたならば、リンカーンの助言に耳を傾けてみてはどうでしょうか。
こうすれば必ず人は動く 本文より
紙もジリジリ焼けつくような手紙を書いて、それを二、三日置いておき、考えてみるのです。
「どんなに人が間違っていると思えても、人を 悪しざまに非難してはならない。人を非難する前に、まず自分自身を正すこと」
こうすれば必ず人は動く 本文より
「その人自身の過ちに気づかせなければならないならば、その人の感情を傷つけないように、上手に、思いやりをもって行うこと。その人の 面目 が保たれるようにすること」
こうすれば必ず人は動く 本文より
ハーバード大学の ウィリアム・ジェームズ 教授(Professor William James)は、かつて「人間性の最も深い所にある動機は、認められたいという強い願望である」 という言葉を残した
こうすれば必ず人は動く 本文より
「相手が間違っているとは、決して言わないこと」
こうすれば必ず人は動く 本文より
重要な事実ですが、「自らの意思に反して納得させられた人の意見は変わっていない」
こうすれば必ず人は動く 本文より
人にどれだけのものを与えられるかを考える
以前に紹介をした、「ギブ&テイク」という書籍でも話していますが、「与える」ことが、成功する時代というのは、今も昔も変わらないのではないでしょうか。
正当に報酬を得るにあたっては、与えた情報や商品、サービスがもらう報酬と等価もしくはそれ以上と感じてもらえなければいけないのですから。
以下、書籍の中でもこのように話しています。
たとえわずかな注文であっても、買っていただいたお客様に、その注文がどんなに、自分にとって大切なものであるか、そして自分がどんなにお客様に喜んでいただきたいと思っているか、という礼状を出した
こうすれば必ず人は動く 本文より
ビジネスで成功するいちばんの方法は、人からいくら取ることができるかということをいつも考えることではなく、人にどれだけのことがしてあげられるかを考えるところにある
こうすれば必ず人は動く 本文より
世の中で生きていく 術 が与えられないというのなら、世の中に何かを与えよう、そのためにはどうしたらいいのかを見つけ出そうと試みてください。自分の中に何か他の人が求めるものはないか、それを発見して、その他の人の求めるものに誰よりもよくこたえていこうとしてみてください。それこそが、ビジネスに成功する秘訣、そのすべてなのです。
こうすれば必ず人は動く 本文より
計画を細かにたて、実行する
成果を2倍にする方法として、紹介されているノウハウです。
正直、2倍は難しいと考えていますが、確実にプロセスを細かくすることで修正箇所を発見することが出来るのは間違いありません。
細かに立て、実行修正するルールが以下です。
ルール1 表を作って、現在一時間ごとにどのようなことをしているか発見する。
こうすれば必ず人は動く 本文より
ルール2 仕事の計画を作る。毎時間にやるべきことを表にして、一日を始めてみる。できれば一五分ごとに区切ってやってみる。
ルール3 困難な目標を設定して、現在の二倍の成果があげられるよう、自ら 負荷 を課して挑戦してみる。
ルール4 細切れの時間を、たとえ一分なりとも有効に活用する。
人の名前をひたすらに覚える
人に名前を間違えられると思いのほかショックだった・・という事もあるのではないでしょうか。
その反対もしかりです。成人式で、自分の名前をみんなが覚えていたのは思っていたよりも嬉しかったりしました。
ビジネスでも同様です。知らないと思っていた人に名前を呼ばれるだけでもプラスの印象を抱くものです。
人の名前を覚えるコツが以下です。
1、人の名前を聞くときには、強い興味・関心を持つこと。
こうすれば必ず人は動く 本文より
2、はっきりと聞き取り、スペリングも確認すること。
3、名前をその人の外見や職業と結び付けること。
4、何度も、何度も、何度も、繰り返すこと。
デール・カーネギーとは
ビジネスコミュニケーションを得意としており、「デールカーネギートレーニング」と称するプログラムなどもあります。
デール・ブレッケンリッジ・カーネギー(Dale Breckenridge Carnegie:1922年頃までは「Carnagey」と表記)(1888年11月24日 – 1955年11月1日)は、アメリカの作家で教師にして、自己啓発、セールス、企業トレーニング、スピーチおよび対人スキルに関する各種コースの開発者。
wikipediaより
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