今までのJAL,ANA解説はそれぞれの自社を知る事でした。
今回は市場と競合を知ることとなります。
それで結局どうゆうことなのか忘れちゃった!
私は営業利益とかそもそも不安
※そんな方は↓↓↓↓
今日は2社比較して、結果的にどうなの?っていうことを紹介するよ!
就職活動でCAさんになりたいと思って就職浪人をした!
というあなたも
これから、投資すべきか迷っている!というあなたもご覧ください。
損益計算書と貸借対照表
今までの記事で、各社について解説を進めてきました。まとめてみると以下のような表になります。※会計基準が日本基準とIFRSと異なりますので、厳密には比較が正しくない可能性があります。
損益計算書
売上高は、約3,000億円ANAの方が2019年においては高いです。しかし、営業利益は、1000億以上もJALの方が2019年時点で高いです。ANAは7.47%の営業利益率に対し、JALは26.01%です。純利益は若干ANAが高いものの、営業外の損益が含まれる経常利益や純利益ではなく、営業利益でみることが、企業の収益性の強さであると考えます。
売上はANAが高いですが、営業利益率・営業利益はJALが圧倒的に強いと言えます。経営再建の価値がこの体質に顕著に出ていると思います。実際に稲盛さんの再建時にかなり言われていた内容でもあります。
貸借対照表
総資産はANAが高く、自己資本比率はとんとんですが、利益剰余金が実は逆転してしまっているというのがポイントかと思いました。これは純損失の大きさが、大打撃になり、損失を激しく出してしまっているということです。
航空機という項目が当業界では当然、重要となります。両社とも手放す方向で動いていますが、持っている航空機はまだまだANAの方が大きいです。早期に回復をすれば、航空資産を基軸にした回転率(売上高÷航空機で算出)もまだANAの方が大きく優位を継続できますが、まだまだ厳しそうです。長期的に現状況が続くならJALの方が優位であるとも感じられます。
コロナの影響が、短期的に回復すればANA優位を継続できるが、長期的に続いていくとJALの方が逆転するというのが私が財務諸表を読み取った結果です。
航空機の数でも短期的に回復すればANA優位を継続できるが、長期的に続いていくとJALの方が逆転するという考えを裏付けているように思われます。
JALは238機、ANAは297機です。ただ、リース機体がANAは多く、この契約形態でキャッシュアウトがどの程度変わるのかというのも気になります。リージョナル機という短距離型にJALは強い印象ですね。短距離旅行の方が回復は早い気がするのですが、皆さんはどう予想しますでしょうか?
ぜひ、振り返って記事も見てみてください!
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