先日、11月2日に中小企業診断士二次筆記試験を受験してきましたので私の解答内容(覚えている限り)を公開したいと思います。
手応えがあっても落ちたり、手応えがなくても受かると言われたりしていますのでまったくわかりません。
が
懸命にはやりました・・・。
令和3年度 二次筆記試験
以下が問題です。
受験していないが来年からのためにみておきたい!などの方はご覧いただいてから私の回答を見ていただくといいかもしれません。
事例Ⅰ
業種:印刷・広告業
資本金:2000万円
従業員:15名
第1問
問題 2代目経営者は、なぜ印刷工場を持たないファブレス化を行ったと考えられるか、100字以内で述べよ。
解答
根拠
「選択」と「集中」を解答の中心に起きました。
しかし、固定費を変動費化するという費用の変化も盛り込みたかったです。
第2問
問題 2代目経営者は、なぜA社での経験のなかった3代目にデザイン部門の統括を任せたと考えられるか、100字以内で述べよ。
解答
根拠
2代目は前職で広告代理店のプロジェクト経験がある。
今後、後継であることを考えるとこのような要素で答えたい。と考えました。
第3問
問題 A社は、現経営者である3代目が、印刷業から広告制作業へと事業ドメインを拡大させていった。 これは、同社にどのような利点と欠点をもたらしたと考えられる か、100 字以内で述べよ。
解答
根拠
多角化するときのメリットデメリットを考えるとともに、シナジー効果の有無をこたえたいと思いこのような解答としました。
第4問
問題 2代目経営者は、プロジェクトごとに社内と外部の協力企業とが連携する形で事業を展開してきたが、3代目は、2代目が構築してきた外部企業との関係をいかに発展させていくことが求められるか、中小企業診断士として100字以内で助言せよ。
解答
根拠
正直、これはかなり自信がないです。
しかし、「デザイン一部から加工に至るオペレーションを外部に依存している」ことは問題ととらえるべきなのかと思い、どこかで解決しなければとここに盛り込みました。
第5問
問題 新規事業であるデザイン部門を担う3代目が、印刷業を含めた全社の経営を引き継ぎ、これから事業を存続させていく上での長期的な課題とその解決策について100字以内で述べよ。
解答
根拠
新規開拓が課題となるとは思いますが、何を生かして開拓していくのか方向性は明示されていないように感じますが、新たに採用したデジタル人材はどこかで生かすべきと考えました。
事例Ⅱ
業種:豆腐製造業
資本金:300万円
従業員:15名
第1問
問題 2021年(令和3年)8月末時点のB社の状況を、移動販売の拡大およびネット販売 の立ち上げを目的として SWOT 分析によって整理せよ。1~4の解答欄に、それぞ れ 30 字以内で述べること。
解答
根拠
基本的には抜粋ですが、ほかの設問と絡むものを優先させました。
第2問
問題 B社社長は社会全体のオンライン化の流れを踏まえ、ネット販売を通じ、地元産大豆の魅力を全国に伝えたいと考えている。そのためには、どの商品を、どのように販売すべきか。ターゲットを明確にした上で、中小企業診断士の立場から100字以内で助言せよ。
解答
根拠
ターゲットはリモートワークの浸透の機会を生かして食にこだわりを持つ主婦層にしました。
豆腐セットが移動販売では人気です。
Y社のメリットも記載しました。
第3問
問題 B社のフランチャイズ方式の移動販売において、置き配を導入する場合に、それを利用する高齢者顧客に対して、どのような取り組みを実施すべきか。中小企業診断士の立場から(a)フランチャイザー、(b)フランチャイジーに対して、それぞれ50字以内で助言せよ。
解答
根拠
フランチャイザーとフランチャイジーでそれぞれ何が必要かを洗い出して考えました。
しかし、論拠としては、ほかにも要素が考えられます。
第4問
問題 B 社ではX市周辺の主婦層の顧客獲得をめざし、豆腐やおからを材料とする菓子類の新規開発、移動販売を検討している。製品戦略とコミュニケーション戦略について、中小企業診断士の立場から100字以内で助言せよ。
根拠
根拠
和菓子職人がX市にいることは使うことになると思います。
ただし、PBや季節商品などの話をどの設問で利用するかわからずにここに記載しています。
事例Ⅲ
業種:メンズおよびレディースバッグ製造業
資本金:2500 万円
従業員:50名
第1問
問題 革製バッグ業界における C 社の⒜強みと⒝弱みを、それぞれ 40 字以内で述べよ。
解答
根拠
ほかの設問とかかわる強みと弱みを記載しました。
第2問
問題 バッグメーカーからの受託生産品の製造工程について、効率化を進める上で必要な⒜課題 2 つを 20 字以内で挙げ、それぞれの⒝対応策を 80 字以内で助言せよ。
解答
根拠
第三問との切り分けで受託生産部分に絞った解答にすることは意識しましたが、解決策などは論拠としてほかに考えらえるものがあったのではないかとも思いますが、再考してもあまり出てきません。
第3問
問題 C 社社長は、自社ブランド製品の開発強化を検討している。この計画を実現するための製品企画面と生産面の課題を 120 字以内で述べよ。
解答
根拠
開発コンセプトがあるので、それには留意するよう記載しました。
生産面では在庫管理にフォーカスすべきか生産にフォーカスすべきかわからず、どちらも書いている状態です。
第4問
問題 C 社社長は、直営店事業を展開する上で、自社ブランド製品を熟練職人の手作りで高級感を出すか、それとも若手職人も含めた分業化と標準化を進めて自社ブランド製品のアイテム数を増やすか、悩んでいる。 C 社の経営資源を有効に活用し、最大の効果を得るためには、どちらを選び、どのように対応するべきか、中小企業診断士として140字以内で助言せよ。
解答
根拠
どちらが正しいのかわかりません。
ただし、SDGsの高まりなどから考えると「持続可能性」がなく、技術転移が属人的な高齢の熟練職人に頼る体制はいかがなものなのか・・・と思い、こちらにしました。
事例Ⅳ
業種:スーパーマーケット事業を中核に他業務あり
資本金:4500 万円
従業員:1200名
第1問
(設問 1 ) D 社と同業他社の財務諸表を用いて経営分析を行い、同業他社と比較して D 社が優れていると考えられる財務指標と D 社の課題を示すと考えられる財務指標を2つずつ取り上げ、それぞれについて、名称を⒜欄に、その値を⒝欄に記入せよ。 なお、優れていると考えられる指標を①、②の欄に、課題を示すと考えられる指標を③、④の欄に記入し、⒝欄の値については、小数点第 3 位を四捨五入し、単位をカッコ内に明記すること。
問題 (設問 2 ) D 社の財務的特徴と課題について、同業他社と比較しながら財務指標から読み取れる点を 80 字以内で述べよ。
解答
根拠
4つ指標をあげるため、単純に「収益性」「効率性」「安全性」にはなりません。
長期安全性と短期安全性をあげるのかと考えましたが、本文から考えると収益性の粗利率は高いのだが、販管費率が大きく営業利益率が大きく下がっている点に着目しました。
第2問
問題 D 社はこれまで、各店舗のレジを法定耐用年数に従って 5 年ごとに更新してきたが、現在保有しているセミセルフレジ 100 台を 2022 年度期首にフルセルフレジへと取り替えることを検討している。また D 社は、この検討において取替投資を行わないという結論に至った場合には、現在使用しているセミセルフレジと取得原価および耐用期間が等しいセミセルフレジへ 2023 年度期首に更新する予定である。 現在使用中のセミセルフレジは、2018 年度期首に 1 台につき 100 万円で購入し有人レジから更新したもので、定額法で減価償却(耐用年数 5 年、残存価額 0 円)されており、2022 年度期首に取り替える場合には耐用年数を 1 年残すことになる。一方、更新を検討しているフルセルフレジは付随費用込みで 1 台当たり 210 万円の価格であるが、耐用期間が 6 年と既存レジの耐用年数より 1 年長く使用できる。D 社はフルセルフレジに更新した場合、減価償却においては法定耐用年数にかかわらず耐用期間 に合わせて耐用年数 6 年、残存価額 0 円の定額法で処理する予定である。また、レジ更新に際して現在保有しているセミセルフレジは 1 台当たり 8 万円で下取りされ、フルセルフレジの代価から差し引かれることになっている。 D 社ではフルセルフレジへと更新することにより、D 社全体で人件費が毎年 2,500 万円削減されると見込んでいる。なお、D 社の全社的利益(課税所得)は今後も黒字 であることが予測されており、利益に対する税率は 30 %である。
(設問 1 ) D 社が 2023 年度期首でのセミセルフレジの更新ではなく、2022 年度期首にフルセルフレジへと取替投資を行った場合の、初期投資額を除いた 2022 年度中のキャッシュフローを計算し、⒜欄に答えよ(単位:円)。なお、⒝欄には計算過程を示すこと。 ただし、レジの取替は 2022 年度期首に全店舗一斉更新を予定してい る。また、初期投資額は期首に支出し、それ以外のキャッシュフローは年度末に一括して生じるものとする。
(設問 2 ) 当該取替投資案の採否を現在価値法に従って判定せよ。計算過程も示して、計算結果とともに判定結果を答えよ。なお、割引率は 6 %であり、以下の現価係数を使用して計算すること。
(設問 3 ) 当該取替投資案を検討する中で、D 社の主要顧客が高齢化していることやレジが有人であることのメリットなどが話題となり、フルセルフレジの普及を待って更新を行うべきとの意見があがった。今回購入予定のフルセルフレジを 1 年延期した場合の影響について調べたところ、使用期間が 1 年短くなってしまうものの基本的な性能に大きな陳腐化はなく、人件費の削減も同等の 2,500 万円が見込まれること が分かった。 また、フルセルフレジの導入を遅らせることについて業者と交渉を 行った結果、更新を 1 年遅らせた場合には現在保有するセミセルフレジの下取り価格が 0 円となるものの、フルセルフレジを値引きしてくれることになった。 取替投資を 1 年延期し 2023 年度期首に更新する場合、フルセルフレジが 1 台当たりいくら(付随費用込み)で購入できれば 1 年延期しない場合より有利になるか計算し、⒜欄に答えよ(単位:円)。なお、⒝欄には計算過程を示すこと。ただし、更新されるフルセルフレジは耐用年数 5 年、残存価額 0 円、定額法で減価償却する予定である。また、最終的な解答では小数点以下を切り捨てすること。
解答
根拠
計算式通りです。
しかし、本試験では時間が足りず設問3は書き切れていません。
第3問
問題 D 社は現在、新規事業として検討している魚種 X の養殖事業について短期の利益 計画を策定している。 当該事業では、自治体からの補助金が活用されるため、事業を実施することによるD 社の費用は、水槽等の設備や水道光熱費、人件費のほか、稚魚の購入および餌代、薬剤などに限定される。D 社は当面スタートアップ期間として最大年間養殖量が 50,000 kg である水槽を設置することを計画しており、当該水槽で魚種 X を50,000 kg 生産した場合の総経費は 3,000 万円である。 また、この総経費に占める変 動費の割合は 60 %、固定費の割合は 40 %と見積もられている。D 社がわが国における魚種 X の販売実績を調査したところ、 1 kg 当たり平均 1,200 円で販売されてい ることが分かった。
(設問 1 ) D 社は、当該事業をスタートするに当たり、年間 1,500 万円の利益を達成したいと考えている。この目標利益を達成するための年間販売数量を求めよ(単位:kg)。なお、魚種 X の 1 kg 当たり販売単価は 1,200 円とし、小数点以下を切り上げて解答すること。
(設問 2 ) D 社は最適な養殖量を検討するため、D 社の顧客層に対して魚種 X の購買行動に関するマーケティングリサーチを行った。その結果、魚種 X の味については好評を得たものの魚種 X がわが国においてあまりなじみのないことから、それが必ずしも購買行動につながらないことが分かった。そこで D 社は魚種 X の販売に当たり、D 社の商圏においては販売数量に応じた適切な価格設定が重要であると判断し、下表のように目標販売数量に応じた魚種 X の 1 kg 当たり販売単価を設定することにした。 この販売計画のもとで、年間 1,500 万円の利益を達成するための年間販売数量を計算し、⒜欄に答えよ(単位:kg)。また、⒝欄には計算過程を示すこと。なお、最終的な解答では小数点以下を切り上げすること。
解答
根拠
こちらも計算式通りです。
しかし、計算も桁数が大きくて電卓を打つ手が焦る感じでした。
第4問
問題 D 社は現在不採算事業となっている移動販売事業への対処として、当該事業を廃止しネット通販事業に一本化することを検討している。
(設問 1 ) 移動販売事業をネット通販事業に一本化することによる短期的なメリットについて、財務指標をあげながら 40 字以内で述べよ。
(設問 2 ) D 社の経営者は移動販売事業を継続することが必ずしも企業価値を低下させるとは考えていない。その理由を推測して 40 字以内で述べよ。
根拠
設問1は単純な販管費の削減による影響を記載しています。固定資産増減も書きたかったですが、文字数が微妙で書きませんでした。
設問2はシナジー効果を考えました。また資源分散や規模の経済などの観点も意識して記載しました。
総評
昨年は体調を崩しての受験で受験後に寝込んだこともあり、全然自分の解答を再現すらできませんでした。
今年は体調は万全で望めたのでよかったし、やることはやったという感覚はあるのですが、、、、
どうなのでしょうか。結果が来てみないとわかりません。
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私は以下のレボを最初に利用しました。
ただ、アウトプット教材が少ないので、しっかりと問題などを同時に購入して、行う必要があります。
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