ケース問題ってなに?
売上を上げるのには?とか何かを解決する事例問題のことだよね?
聞いたことはあるけど解いたことないね
ケース問題もフェルミ推定と一緒で考えのプロセスこそが重要なので、どんなプロセスで考えるのかをまず考えてみましょう!
多くの問題に触れてみたい方はタグで「ケース問題」で調べてみてください!
問題の解法も含めて解説します。
問題作成や解説の引用をさせていただいているのは以下です。
ケース問題とは
まず、ケース問題とは「フェルミ推定」と並んでコンサル業界の入社試験などでみられる問題の定番です。
フェルミ推定は突拍子もないような数字を分解して近い数字を導き出すものに対して、ケース問題は一歩踏み込んで、問題や課題を解決することまで考えることになります。
ケース問題の解き方
問題解決のために、この書籍の中では以下のように5ステップを解説しています。
- 前提確認
- 現場分析
- ボトルネック特定
- 打ち手考案
- 打ち手評価
しかし、私は実際に問題を解く中でこの5ステップの他にやっているステップがありました。
全部で7ステップが必要なのではないかと思います。
- 前提確認
- 現場分析
- 問題構造化
- ボトルネック特定
- 打ち手考案
- 実現性を考えて除外
- 打ち手評価
ケース問題ステップの使い方 マクドナルドの売上を上げるには?
それでは、具体的にこの7ステップを使ってみたいと思います。
これもこの参考書籍の中から抜粋している問題です。
Q:マクドナルドの売上を上げるには?
前提確認
以下のような前提の確認をしたとしています。
- 売上数値の具体的目標は無し
- 相談者は社長
- 日本国内に絞る
- 店舗拡大は限界
現場分析
現場分析は簡単に言えば因数分解です。売上の要素が何から構成されているかを考えていきます。
売上=店舗数 × 1店舗あたり客数 × 客単価
ここでは店舗数拡大は限界だとして、客数と客単価を向上させる策を考えていきます。
問題構造化
以下を書籍内では現場分析としていますが、分けて考えています。
さらに営業時間帯による顧客層の違い、店内と持ち帰りの違いなどをセグメンテーションして考えています。
さらに客単価を分解しています。
客単価=商品単価 × 購入数
ボトルネック特定
ここでは1店舗数あたりの客数がボトルネックと考え、その中でも伸ばす余地がありそうなボトルネックを以下として考えています。
- 夜の時間帯の客数
- 客1人あたりの処理速度
- 営業時間
- 販売形態
打ち手考案
打ち手はアイデアベースで以下を記載しています。
- 夜メニューの導入
- レジの処理能力・調理スピードの向上
- 営業時間を延長する
- 「お届けマック」の立ち上げ
2010年の書籍なので、実現しているものもありますよね!
「お届けマック」「夜メニュー」などは導入されていますよね。
レジの処理能力もモバイルオーダーで抜本的アプローチしていると言えるでしょう。
実現性を考えて除外
前提で確認した相談者が社長なので、日本国内の決裁権は持っていると考えていいでしょう。
また、レジ能力を向上させるために設備投資などもできると考え、これらの打ち手が物理的に難しいとは言えないでしょう。
打ち手評価
評価の方法は重みづけの評価で行うのがいいでしょう(書籍の中では明確に示されてはいませんが)。
点数で重みづけをしてもいいですし、高・中・低で評価をしてもいいのではないでしょうか。
打ち手 | リスク | ニーズ | ニーズとリスクでの評価 | 優先順位 |
---|---|---|---|---|
夜メニューの導入 | 高 | 中 | 中 | 2番目 |
レジの処理能力・調理スピードの向上 | 中 | 中 | やや低 | 3番目 |
営業時間を延長する | 低 | 高 | 高 | 1番目 |
「お届けマック」の立ち上げ | 高 | 低 | 低 | 4番目 |
と考えているようです。
点数評価をいくつか項目整理して行うのもアリかと思います。
次回から問題を解いてみたいと思います。
ぜひ、今後は「ケース問題」タグで見てみてください。
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