トヨタは「KAIZEN」方式という世界的な業務改善の中で、問題を発見したらなぜを5回繰り返すというなぜなぜ分析と呼ばれる考え方もあります。
Why思考ってその延長みたいなもの?
著者の細谷さんは地頭力の大切さを他のいろいろな書籍で謳っており、その根幹をこの書籍ではWhy思考と呼んでいると感じたよ!
それって何か知りたいな!
今回の書籍
今回の書籍テーマは『「Why型思考」が仕事を変える 鋭いアウトプットを出せる人の「頭の使い方」』です。もし、興味があれば読んでみてください。
What(何)は表面を Why(なぜ)は本質を知る
Why思考とは
表面で見えているものからさらに「考えること」によって、本質が見えると細谷さんは言います。
Why型思考を一言で言えば、「考えること」によって表面に見えない物事の本質に迫る思考のことを指し、
What型思考とは、深く考えずに表面に見えている物事のみを捉えて思考停止している状態のことを指します。原文より
また、浅いwhyはwhatとほぼ同義だという事も述べています。つまり、深いWhyのみが本質を知れるという事なのです。
「なぜを一回だけ問う」ことは、実はWhy型思考ではなくWhat型思考と同じ
原文より
これらを「そのままくん」と「なぜなぜくん」と細谷さんは称しています。
Why型思考になる為の心構え
こうなる為に、心構えを最終章で話をしています。
その章では以下のように心構えを説明しています(元の内容からサラバトが再編集しています)
- 天邪鬼になれ
- 性格悪くなれ
- 無精者になれ
- 現実逃避してみる
ようは、言われたものを「そのまま素直に受け取るだけではなく、疑ってみる」「実現可能性で地に足がついているだけでなく、夢想してみる」という重要性をうたっていると感じました。
Why思考の鍛え方
Why思考の構造を考えるときには常に1つの問題の本質「Why」に対して複数の「What」があると構造を理解しておくとよいでしょう。
複数の問題の本質をとらえようとすると逃します。「二兎を追う者は一兎をも得ず」です。
「Why」と「What」の見え方の違いを意識し、考える癖をつける
「Why思考」を鍛える方法は、見え方の違いを意識することが重要です。また意識的にこれを実践することが鍛えることになります。細谷さんも以下のように言います。
「今売れているもの」から発想するのがWhat型の企画、「今ないが売れそうなものはないか」と発想するのがWhy型の企画です。
「流行は乗っかるもの」と考えるのがWhat型、「流行は作り出すもの」がWhy型と言ってもよいでしょう。原文より
以下、書籍の中に「What型商品開発」と「Why型商品開発」の違いは以下のようになります。
常に視点を変え、常識という先入観にとらわれないように。
これは意識して行わないとなかなかできません。
コメント