前回は航空大手両者を比較、ANAとの違いを解説しました。
JALか!
稲盛さんのフィロソフィーの影響はどうなっているんだろう?
株式も買いたいんだけど今は買い時かな?
財務諸表って何?
※そんなあなたは↓↓↓↓
業績概況の説明
決算説明資料を見ていきますと以下のように報告をしております。
昨年対比で9046億円のマイナスとなっています。コスト削減に努力するも減収を補うことができていないと説明されています。
売上の減少は特に調べなくても、耳に入ってきますよね。
それでも昨年対比で9046億円のマイナスとなっています。
それでは、どうするかということは次の2022年3月期予想で書かれていることを期待します。
2022年3月期予想について
国際旅客需要の回復を合理的に見積もることが困難なため、未定と記載されております。
足許状況
国内線国際線ともに不況なのはいうまでもないといった状況です。
一方で、貨物便事業は増加を見込んでいます。
手元資金の状況
手元資金いわゆるキャッシュフローを見てみると2021年3月末にてコミットメントラインを含めて7083億円となっています。
キャッシュバーンは今後改善していくとのことですが、仮にQ4の200億円/月のキャッシュバーンがあったとしても、25ヶ月間は確保していることになります。
いわゆる企業が倒産するかどうかのようなことを見ていくのはこのキャッシュとなりますので、しばらくは大丈夫と言えるのではないでしょうか。
コストマネジメント
当然、改善の取り組みをどのように行うかということも実現性とともに重要となります。
固定費の実質600億円の削減とともに供給調整による変動費のコントロールです。
売上の内訳
国際旅客が279億円、国内旅客が1740億円となっています。やはり、前期比でみると国際線の94%減少といのは凄まじいです。貨物郵便のみが371億円増加となっている状況です。
国際線はやはり顕著ですね。しかし、固定費の削減を2020年と同等にするという見込みが甘いように感じますが、いかがでしょうか。
コロナが早期に回復するという希望的な観測になっているのではないかと思います。回復時に競争力を維持したい思惑が見える気がします。
決算説明資料
以下資料をもとに分析しました。1次データもぜひ見てみてください。
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