勝手に恒例シリーズに位置付けている航空業界2社の決算比較!
少し遅くなりましたが、航空業界2社の状況を見ていきたいと思います。
2022年度通期決算
この記事の結論
- ANA/JALにはほぼ差異なく、買うならどちらでもいいという感じに?!
- 営業利益率ではJALに軍配
- 売り上げ規模が大きいANAは今後の経営改善によって化ける可能性も大きい
業績比較(全日本空輸ANAと日本航空JALの比較)
両者をわかりやすく比較するために以下のような表にまとめています。
※会計基準が日本基準とIFRSと異なりますので、厳密には比較が正しくない可能性がありますが、ご容赦ください。
発表資料・決算短信・損益計算書など
両社の比較は昨年からの推移を見てみたい思います。
通期の売上高と営業利益を比較しています。
両社ともに回復がわかりやすいですね。
JALは売上高ベースで35%回復。営業利益ベースでも54%回復!赤字をすべて埋めた形になります。
ANAは売上高ベースで17%も回復。営業利益ベースでも42%回復!
改善度はJALが大きいですが、金額としてはほぼ同等。一方で営業利益率はJALが約20%/ANAが約10%と利益率に大きな乖離があります。
※正確にはIFRSと日本基準会計の違いがあります。
JALの状況は以下のようになっています。
売上収益は6845億円となり、営業利益が1409億円です。
7100億円の売上収益を予測しています。
ANAの状況は以下のようになっています。
売上高は2兆559億円であり、営業利益2079億円です。
2024年の予測に関しては、売上予測は1340億円の増加と控えめです。
過去最高売上としての予測になってはいます。優先事項としては利益率の改善という形かと思われます。
株価情報
下記、株数や株式との差異を見ていきます。
以下はPERとPBR、EPSの比較になります。
株価変動を受けないEPS(1株当たり純利益)が参考になると思います。
昨年はJALよりもANAの方が明らかに大きかったですが、今はほぼ差がありません。
株価によってどちらを選択するかは好みになってきました(優待もあるのでどちらの便によく乗るか程度でしょう)
業界でしっかりと回復。
JALの方が改善傾向は大きくANAは堅調な回復を見せている。
ANAはおそらく、ほぼ狙った通りの改善。通期の見通しも上方修正。
JALはおそらく、ほぼ狙った通りの改善。通期の見通しも上方修正。
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