喜多川さんは「手紙屋」などで知られる自己啓発小説の第一人者です。
賢者の書って名前がかっこいいよね!
ドラクエ?って思ったけど違うのか・・
この書籍要約でわかる事
- 今回の書籍あらすじ
- 学び 賢者になるには・・・
今回の書籍
今回の書籍テーマは『賢者の書』です。
主人公はアレックスという最初に出てくる人物だと思いますが、サイードという少年が「賢者の書」を完成させる旅を追っていく物語になります。
『賢者の書』
あきらかにフィクションのストーリーなのですが、身近に賢者がいるのではないかと感じます。
それでは8人の賢者からの学びをまとめるとともに、私の考えを説明したいと思います。
学び 「賢者になる」には・・・
賢者と言われるといわゆる愚者と賢者という比較で考えることが多いです。
愚者を回避したいという思いの方が強いです。
私の学びはいろいろある中でも特に大きく感じたのは以下2つです。
- 自分の周りを全て学びに変えられるか
- 恩を次の世代に送れるか?
いわゆるこの2つが最も重要なのではないかと考えています。
8人の賢者の教え
私の学びは賢者になるための学びをしているためのサイード自身とアレックスからの学びです。
そこまでの8賢者の教えを簡単にまとめると以下です。
- 行動を起こすこと
- 可能性を信じること
- 他人を敬う
- どんな生き方をしたいかを決める
- 今を懸命に生きる
- 時間を投資すると自覚する
- 自分を幸せにするよりも他人を幸せにする方が幸せの総量が増える
- 自らの言葉は最も自分が聞く言葉
すべて学びはあります。
しかし、これ以上に学びがあると思っているのがサイードとアレックスの教えです。
サイードからの学び
サイードからの学びは以下です。
- 感謝の言葉を毎日言っている
- 手に入れたいものこそ送る
この2つを軸に、自分の周りの環境をプラスに捉えて学べることを常に考える姿勢があります。
これは主人公のアレックス(自分を愚者だと思っている)をも賢者だと敬い、学ぶことになります。
環境全てに感謝をし、自分の大切なもの(賢者の書)を差し出したのです。
言い訳をしてしまっている自分にハッと気づきます。
「時間がなかったから」「もっと能力があれば」「あの時代にうまれれば」など
誰にも言われていないのに言い訳をしたり、外部環境のせいにしていることが少なからずあります。
いいことも悪いことも全てに感謝し、学びを見つける姿勢が重要です。
これには、私が大好きな雨の日も晴れ男に通ずる部分もあります。
『雨の日も晴れ男』
アレックスからの学び
サイードの旅だちの時もおじいさんから渡されることから始まっていますが、アレックスからの最大の学びは「後世へ学びを残す」ことです。
この書籍の最後は息子のマシューへ賢者の書を話すであろう呼びかけで終了します。
しかし、これこそが学びだと思います。
全てから学ぶことを自分自身が学び、実践し、それを後世に伝えていく
これこそがこの書籍の内容ではないかと思います。
後世に向けて考えを残す以外にどんなものがいいのか考えるには『後世の最大遺物』もお薦めです。
『後世の最大遺物』
こういった自己啓発系の書籍は日本人作家の方が読みやすいです。
アルケミストなども好きなのですが、読みやすさは断然こちらですね。
全てに感謝し、喜びを捧げること
と武道を学んでいるときに道場訓というのがありましたが、今になってやっとわかってきました・・。
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