このブログでわかること
- 投資スタンスを決めないといけない理由
- サラバト的な投資基準
- 株価などとの連動指標(PER,PBR,ミックス係数、EPSとはなにか)
- 貸借対照表指標(自己資本比率、流動比率、当座比率とはなにか)
- キャッシュフロー計算書指標(営業キャッシュフローとはなにか)
私は投資を始めて、まだ5年程度ですが、当初は正直右も左もわからず・・
という状況から少しずつ自分の中の基準が出来たので、紹介したいと思います。
デイトレで僕は5万くらい稼いだことあるよ(ドヤぁ)
私は逆に損失で3万ほど出てしまったことがあるの。
私はデイトレではなく、長期投資を基本にはしています。
長期投資ってインデックス投資かアクティブ投資かとか?
桐谷さんでも有名な株主優待生活?
あこがれるわ~✨
インデックスの積み立てなども行っていますが、今回は個別株投資について話をしてみたいと思います(インデックスを買い続ける投資は学習にはなりづらいので)
資産形成にはリベ大の動画や書籍がおすすめですよ!
投資スタンスを決定するべき理由
読者のみなさまは投資をしておりますでしょうか。もし、これから始める方でもすでに始めている方でもこの投資スタンスだけは決めた方が良いと思います。
証券会社でも「あなたの投資スタンス」みたいなものを決める項目が一部合って、それによってオススメのポートフォリオを進めてくるといったものもありますが、私は財務諸表の勉強を自分事としてするために始めました。
実際にこのスタンスはよかったのですが、財務諸表系しか見ていなかったので片手落ちでした。株式市場をあまり見ていなかったので、それが割安か割高かはあまり考えませんでした。
私のパターンはあまり多くないと思いますが、逆の方はよくいらっしゃるのではないでしょうか?
- ローソク足
- 移動平均線
- 空売り
- 信用取引
などなど、テクニック的な部分をみて今が買い時!となって買う人はいるんではないでしょうか?
株式投資をやってきて改めてスタンスを以下の4つで決めるべきだと感じましたので共有したいと思います。
- 株式投資をやるモチベーション
- 利益の期間をいつを出口とするか(期間)
- どのくらいの利幅を目指すのか(率)
- 何から得ることを想定するか
- 投資ルール(入口と出口)はどうするか
サラバト的投資基準
下記、3つを上げましたが、サラバト的な投資基準はどうでしょうか。
- 株式投資をやるモチベーション⇒学習の為
- 利益の期間をいつを出口とするか(期間)⇒約40年後(定年前後)
- どのくらいの利幅を目指すのか(率)⇒年利3%
- 何から得ることを想定するか⇒配当+株主優待+将来的売却益
- 投資ルールはどうするか⇒以下にて詳しく解説
モチベーションが学習の為なのに、なんで利益設定をするのかと思われた方もいると思いますが、単純に損失を出しながら行う学習よりも利益を出せるように学習する方が面白いし、それ自体がモチベーションにもなるからです。稼げて損はないです。
当初は財務諸表系のみでしたが、株価などの市場の学習も少しずつしています。
投資ルールについて、本日は詳しく解説していきます。解説するのは入口部分です。
出口は基本的にはまだ訪れていないからです。
入口投資ルール
サラバトは客観的な指標と主観的な指標を持っています。
客観的な指標として、
- PER・PBR
- ミックス係数
- 自己資本比率
- 営業CF
- 流動比率、当座比率
主観的な指標として、
- 事業を理解できるか
- 将来性を感じるか
です。
客観(数値的)指標
数値的な指標としていますので、この項目は皆様の参考にしていただける部分もあると思います。
株価連動系指標
私がまだまだ勉強不足を感じる部分ですが、興味があるのはこちらではないのかと思うので、先に取り上げたいと思います。
PER
株価収益率とも呼ばれる指標です。いわゆる一株当たりの稼ぎを示す指標と言えます。
計算式は以下です。
PER=株価÷1株あたり純利益
目安は15倍と言われます。15倍以下なら割安であると言われるケースが多いです。
PBR
株価純資産倍率とも呼ばれる指標です。いわゆる一株当たりの自己資金などを示す指標と言えます。
計算式は以下です。
PBR=株価÷1株あたり純資産
目安は1倍と言われます。1倍以下なら割安であると言われるケースが多いです。
ミックス係数
ミックス係数は以下の「賢明なる投資家」の著者であるベンジャミン・グレアムが提唱した指標となります。
上記であげていたPERとPBRを合わせた係数となります。
ミックス係数=PER×PBR
ベンジャミン・グレアム氏がミックス係数の目安と話していたのは22.5です。
しかし、日経平均株価の 2019年の目安は56でした。
損益計算書系単独指標
損益計算書では収益性を見ることになります。当然、売上や粗利益・営業利益・経常利益なども見ますが、私は以下の指標を見ています。
EPS
一株あたり純利益も見ています。これはPERの分母です。
なぜ、これだけを見ているかというと株価の推移に応じてPERは変動します。
PERは市場の評価を含みますが、EPSは株数と利益のみとなります。
貸借対照表系単独指標
貸借対照表は資産をベースにした諸表です。
純資産や負債、資産リストとの関係性を示す指標です。その中で私がチェックする指標は以下2つです。
自己資本比率
安全性を図る指標として、代表的な指標に自己資本比率があります。
自己資本比率=自己資本÷総資本
いわゆる、自社の財産をどのくらい自分のカネで買っているかということです。
この比率が低いほど、借金の比率が高いということになります((負債比率=負債÷自己資本)で負債は見ることになることが多くなりますが、反対の指標です。)
流動(当座)比率
2つ目は流動比率/当座比率です。
流動比率=流動資産÷流動負債
当座比率=当座資産÷流動負債
いわゆる1年以内に返さなければいけない負債を1年以内に現金となる資産で賄えているかというものです。
当座資産は、「現金」「預金」「受取手形」「売掛金」「有価証券」など流動資産の中でも特に棚卸資産など販売をしなければ現金化できない内容を除いたものになります。
キャッシュフロー系単独指標(営業キャッシュフロー)
キャッシュフローとは現金相当資産の流れのことです。
キャッシュフローの3区分
キャッシュフロー計算書という中では下記3区分に分類されます。
- 営業キャッシュフロー
- 財務キャッシュフロー
- 投資キャッシュフロー
なぜ営業キャッシュフローを見るか
上記の記事でも話していますが、投資キャッシュフローや財務キャッシュフローはプラスかマイナスかでの善悪は判断することができません。
しかし、営業キャッシュフローはプラスとなることが良いことであります。利益を少なくするケースはありますが、赤字まで出しつつ行う企業はあまりありません。
また、現金など流動性の高い資産と併せてみる必要もありますし、負債として返さなければいけないものがどのくらいあるかも重要です。
主観的指標
次に、主観的な視点について説明します。
事業を理解できるか
伝説の投資家といわれる、ウォーレン・バフェット氏はご存知の方も多いでしょう。
「自分の理解できる事業に投資する」というポリシーを決して捨てなかったと言われていました。
これは、一般の投資家(と自分を呼ぶにはおこがましいですが)の私たちも知っておくべきでしょう。
なんでこの企業は収益を得られているのか、他の企業以上の優位性はどこにあるのかを理解できるものにすべきでしょう。
例えば、テスラの株価が非常に上がりましたが、なんでそんなに期待されているか理解できているでしょうか?工場の自動化やクルマのアップデートという新たな概念、自動運転技術など様々な要素がありますが、それを他の自動車メーカーやIT業界は追えないのでしょうか?私にはわからなかったです。
なんか儲かっているらしいけど、実際何やっている会社かよくわからないという会社に投資するのはもってのほか・というわけです。(一度そんな投資をやってみて痛い目を見ました・・・)
事業に将来性を感じるか
事業の将来性もまた損益計算書などに出ているケースも多いですが、主観で「期待したい」というのも立派な考えです。
しかし、この時に重要になるのが「成長」は何年後に期待するのかを自分の軸として考えておくべきということです。
それが見込み違いだった場合は、迷わずに損切りする覚悟が必要でしょう。
さいごに
投資をする際の分析をしてみたい方はぜひ以下の記事も読んでみてください!
メインはSBIか楽天証券かマネックス証券などネット証券がオススメです。松井証券の場合は以下から。
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