日経平均株価が高値だった!って年末言っていたよね。
そもそも日経平均って何なの?
日経平均は年末に終値2万7444円でした。
年末株価としては31年ぶりの高水準という状況だったんだ。
日経225なんかもあるよね?違いは何?
日経平均株価とは
実は日経平均株価と日経225は同じ指標を指しています。
後者の方がわかりやすいですが、平均株価すべてを指しているわけではありません。
東証第一部上場銘柄のうち取引が活発で流動性の高いとされる225銘柄が選定されています。
ちなみに、東証一部上場企業は2,187社(2020/12/29時点)ありますので、一部上場企業の中でも約10分の1程度が採用銘柄となっています。
日経採用銘柄
日経225の採用銘柄はBtoC(消費者向け)の企業では小売業ではユニクロ、イオン、セブン&アイ、食品ではキリン、明治、味の素、自動車ではトヨタ、ホンダ、スバル、など誰でも知っている企業。
BtoB(法人向け)の企業ではガイシ、AGC、東レ、など直接製品を知らないけれどCMをやっているような企業も多くありますね。
225銘柄採用基準
日経平均に組み込まれる採用銘柄は大企業が多いイメージがあるでしょう。
以下の3つの基準があります。
- 市場での流動性が高いこと
- セクター間のバランスを考慮すること
- 臨時の入れ替えでは企業の実態を考慮すること
まず、流動性を見るために日本経済新聞社の定めている独自の売買代金基準で、東証1部に上場する全銘柄の中から流動性の大きな順に450銘柄を選定します。
10月に定期的に入れ替えを行いますが、その時点でこの450銘柄から漏れた場合は自動で除外されます(絶対除外基準)。
この時点で、450銘柄のうちの上位75銘柄は自動で採用されます。(絶対採用基準)
次に、セクター間のバランスを見ながら銘柄を選定します。その際には以下のような6つのセクターに分別します。
- 技術(医薬品、電気機器、自動車、精密機器、通信)
- 金融(銀行、その他金融、証券、保険)
- 消費(水産、食品、小売業、サービス)
- 素材(鉱業、繊維、紙パルプ、化学、石油、ゴム、窯業、鉄鋼、非鉄金属、商社)
- 資本財・その他(建設、機械、造船、輸送用機器、その他製造、不動産)
- 運輸・公共(鉄道・バス、陸運、海運、空運、倉庫、電力、ガス)
この中で、バランスを見ながら選定します。流動性が高いものなので必然的に時価総額が高い企業が多くなります。大企業が多いというイメージもここからきているのかもしれません。
時価総額=株価×総発行株式数
ちなみにサラバトの以前勤めていた企業は採用銘柄ではありません。
TOPIXとの違い
TOPIX(東証株価指数)は、日経平均が225銘柄なのに対し、東証一部上場全銘柄を対象にしているのが特徴です。
TOPIXの算出式
以下算出式となっています。
TOPIX=比較時の時価総額÷基準日の時価総額×100
基準日とは1968年1月4日です。この日の時価総額8兆6,020億5,695万1,154円を基準として、毎日の時価総額をと比しているのが、TOPIXです。
東証一部上場基準
東証一部上場にあたっては、形式基準と実質基準に分かれます。形式基準は最低限クリアしていないといけない要件ですが、これだけでもかなり厳しいです。
以下形式要件を見てみましょう。
一部上場企業というだけで、時価総額は250億円以上です。
あながち、一部上場企業=大企業というイメージも間違いではないです。
日経平均とTOPIXの違い
日経平均は東証一部上場企業の中でも更にエリート10分の1が選定されるイメージとなります。
ざっくりとまとめると以下のようになります。
分ったでしょうか?もし、聞きたいことなどあれば、コメント残してください。
私も調べながらですが、お答えしていきたいと思います。
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※執筆者が受講したスクールなどではありません。
参考にしたページは以下です。
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