人生の多くを占める職業。
真剣に考えているようで、その基準はあまり明確ではなかったりするのでしょうか。
あなたにとっての職業に求めるものは何でしょうか?
生活のための高給与!
子育てと両立できる労働環境!
人の命を守る使命感ですね!
地域課題の解決のために当社はあるけれども
従業員の雇用を守るのが一番かなあ?
著者の鈴木祐さんはパレオな男というブログでも有名ですが、アンチエイジングに関する知識や心理学に関する知識が豊富です。
メンタリストDaiGoさんのリサーチ担当もしていることで知っている方もいるかもしれません。
この書籍要約でわかる事
- 幸福と関係のない思い込み 7つの大罪 を知る
- 未来を広げるための8つの質問 7徳目
今回の書籍
今回の書籍テーマは『科学的な適職』です。
『最高の体調』も以前読ませてもらいましたが、この著者は科学的な参考文献をもとにエビデンスを持った内容から提案をしてくるという特徴があります。
もし、よろしければ読んでみてください。
今回の書籍ではありませんが、『最高の体調』も体の「炎症」をなくしていく為に自然に則した食事を行うなどを中心に話をしています。
幸福と関係ない要素 7つの大罪
著者は以下の様に言います。
「人間の幸福とは 関係ない 仕事の要素」について信頼性の高い答えを示しており、まとめると大きく7つに分けられます。
❶好きを仕事にする
本文より
❷給料の多さで選ぶ
❸業界や職種で選ぶ
❹仕事の楽さで選ぶ
❺性格テストで選ぶ
❻直感で選ぶ
❼適性に合った仕事を求める
いかがでしょうか。多くの人がやりがちのことではないでしょうか?
youtuberは「好きを仕事に」しているとか考えていませんか。むしろあこがれる一方ですよね。
性格テストもエビデンスはないし、適性とはなんだ・・という話になると言います。
幸福と関係ある要素 7徳目
一方の幸福と関係ある要素は以下のようなものであると記載しています。
「仕事の幸福度を決める7つの徳目」とは、次のようなものです。
本文より
❶自由: その仕事に裁量権はあるか?
❷達成: 前に進んでいる感覚は得られるか?
❸焦点: 自分のモチベーションタイプに合っているか?
❹明確: なすべきことやビジョン、評価軸はハッキリしているか?
❺多様: 作業の内容にバリエーションはある
❻仲間: 組織内に助けてくれる友人はいるか?
❼貢献: どれだけ世の中の役に立つか?
逆に言えば、これらの要素がそろった仕事であれば、どんなに世間的には評価が低い仕事でも幸せに暮らすことができるわけです。
本文より
自由について
自由という項目を一つとるとどの程度裁量権があるかという事です。
この「自由」をとらえるのは男女差があるようです。当然個人差はありますが、以下のような傾向があるとのことです。
◉女性=仕事に取り組む場所とタイミングの自由が効くほど幸福度は上がる
本文より
◉男性=仕事の進め方と作業ペースの自由が効くほど幸福度は上がる
達成について
達成という項目はどれだけ仕事の前進があるかです。
◉人間のモチベーションがもっとも高まるのは、少しでも仕事が前に進んでいるとき
本文より
◉仕事のフィードバックはどのように得られるか?
本文より
◉仕事の成果とフィードバックが切り離されていないか?
焦点について
書籍についているテストで攻撃型と防御型に住み分けて自分の焦点を知り、することになります。
ちなみに自分は攻撃型42点 防御型40点 で微妙に攻撃型よりだという事でした。
これは適正ではなく、モチベーションのタイプを知り、何からモチベーションを得るかを考えることです。
◉攻撃型: 進歩や成長を実感しやすい仕事を探す
本文より
◉防御型: 安心感と安定感を実感しやすい仕事を探す
明確について
明確に会社が何のために存在しているのか、そのミッションを達成するためにどんなミッションがあるのかなどが明確である事も幸福に関係する要素だと言います。
◉会社に明確なビジョンはあるか? そのビジョンを実現するために、どのようなシステム化を行っているか?
本文より
◉人事評価はどのようになされているか? 個人の貢献と失敗を目に見える形で判断できるしくみは整っているか?
これらは職務特性モデルという組織論としても必要な要素になります。
「タスク重要性」と呼ばれる「その仕事がどれぐらい影響を与えるか?」 を示した概念や
「タスク完結性」と呼ばれる「自分でどの程度一つの業務を完遂できるか?」が
仕事の意味・意義を感じさせるというものとなります。
適職探しに役立つツール
この書籍には、適職探しに役立つツールそして実践シートをダウンロードできるようになっています。
ダウンロードできるのは以下です。
- イニシャルリスト
- プロコン分析
- マトリックス分析
- ヒエラルキー分析
- イリイスト転職ノート
- アクション・プラン
ぜひ、読んでみてください!
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