先日、晴れて中小企業診断士になることができました!
思い返せば、もう今年の二次試験も終わっている、、、合格してからの時間が意外と長かったので、注意点などをお伝えしたいと思います。
中小企業診断士二次試験合格〜登録までの流れ
大まかなスケジュールは以下のようになります。
中小企業診断士合格後の手続き
まず、申請期限です。私みたいに位置はやく登録をしたい!ということでなくても二次試験合格から3年以内に要件を満たさないと登録ができません。
なんだかんだ言って、合格率4%程度の試験に受かったなら登録はしておきたいところです。
1.新規登録の申請期限
中小企業庁 申請・届出の手引きより
(1) 中小企業診断士試験第一次試験および、第二次試験合格者
第二次試験合格日以降3年以内に実務要件を満たして、申請することが必要です。(2) 中小企業診断士養成課程または、登録養成課程修了者
養成課程または登録養成課程修了の日から、3年以内に申請することが必要です。
次に登録申請の要件です。
まず、診断士試験の合格者であること(これはいわずもがな)。
次に二次試験合格者は実務補習か実務従事を15日する必要があるということです。
一方、二次試験の代わりに養成課程を選択した方は実務補習系は必要ないんですね
2.新規登録申請の要件
(1) 中小企業診断士試験第一次試験および、第二次試験合格者
第二次試験合格日以降で以下1)または、2)の実務要件(15日以上)を満たすこと。
1)登録実務補習機関が行う実務補習を受講したこと
2)中小企業者に対する経営の診断助言業務または、経営の窓口相談業務に従事したこと。(2) 中小企業診断士養成課程または、登録養成課程修了者
中小企業診断士試験第一次試験に合格し、中小企業大学校の養成課程または、登録養成機関が行う登録養成課程を修了したことなお、(1)、(2)いずれの場合も省令で定める欠格要件に該当しないこと
中小企業庁 申請・届出の手引きより
そして、それを証明する申請書類を作成して送付するだけです。
実務補習を全て受け切るパターンの場合、基本的に最終回に手続きの案内があり修了式もあるようです。この場合は、手続きをその場で行えばこのような書類を3回目に用意すれば登録ができます。
一方で、実務従事をする場合はこの書類を自分で出すのですが、、意外と注意点が多いので後述をします。
3.新規登録申請の必要書類等
申請に必要な申請書、証明書は以下のページからダウンロードし、所要事項を記入してください。
- 中小企業診断士関係様式
- 各種申請書類等送付票(ラベル)(PDF形式:204KB)(令和元年7月31日更新)
中小企業庁 申請・届出の手引きより
(1) 中小企業診断士試験第一次試験および、第二次試験合格者 1) 中小企業診断士登録申請書(様式第1、原本) 2) 中小企業診断士第2次試験合格証書(原本) 3) 実務補習修了証書(原本)または、実務従事の実績証明書(様式18、19、20、原本) 4) 住民票の写し
申請者の氏名(登記上の文字:正字)、生年月日、現住所等の確認を行いますので、市区町村長が発行した住民票抄本(個人番号未記載のもの)。
なお、申請により氏名に加え、居住する区や市町村に登録されている通称の併記は可能ですので、登録申請書の氏名欄に括弧書きで記入してください。(2) 中小企業診断士養成課程または、登録養成課程修了者 1) 中小企業診断士登録申請書(様式第1、原本) 2) 養成課程修了証明書または、登録養成課程修了証明書(原本) 3) 住民票の写し(上記(1)の4)と同様)
そして、書類不備などがなければ受理され、受理した日の属する月の翌々月に登録となります。
4.登録の官報公示と中小企業診断士登録証の交付
申請について、的確であることが確認された者については、手続きが完了し次第登録となり、申請を受理した日の属する月の翌々月に氏名及び、登録番号を官報で公示するとともに、同時期に自宅住所宛てに中小企業診断士登録証を簡易書留郵便で郵送いたします。
次に多くの人が行うであろう実務補習についてです。
わたしは実務補習も実務従事も併用で申請したのでどちらの注意点も記載します。
実務補習は鬼の倍率!
多くの人が実務従事の機会はなく、実務補習を選択すると思います。
しかし、近年はこの倍率が鬼のように上がっており、人気アーティストのライブ並みの即売っぷりです。
インターネット申し込み
以下、JーSMECAのページから申し込みをしていきます(※ページが年度によって変わっている可能性もあると思いますので改めて調べることを推奨します。)
申込はインターネットと郵送がありますが、今の時代はインターネットで申し込みますよねー。
と思っていたら私の申し込み時は、なんと20分くらいで受付が全地区終了していました。
そして、私はこの時間に仕事の予定があり・終わってみたら埋まっていました。
後から色々と調べたところ、以下がチェックポイントです。
インターネット申し込みの注意点
- 事前登録ができる情報は事前にしておく
⇒マイページの登録をこちらから行うことを推奨します。 - 受付開始後待ち構える
⇒受験番号を用意して待ちましょう。令和4年に合格された方は1月13日、それ以前の合格者は6日です。 - 合格を喜ぶ
- 口述試験に全力で控える
漏れたら即郵送に切り替える
私は上記、漏れた側だったので、即郵送に切り替えましたが、郵送申し込みは廃止されました。
私はこの方法で救われたのですが、、
実務補習は普通にハード!
そんな思いでやっと勝ち取った実務補習ですが、受けるのは普通にハードです。
舐めてると痛い目に遭います。
私は、仕事が鬼のように忙しいタイミングが被ってしまい夜なべをすることになってしまいました。調整が効く方はぜひ前後で仕事量を調整すべきです。
しかし学びは多く、指導員の方のリアルなお話を聞けたり、合格者の仲間ができるというのが最も大きなメリットです。
診断士には結構なハイキャリアな方々がいます・・・肩身狭くなる・・。
実務従事書類の注意点
実務従事は、顧客に署名をしてもらえる方などは選択肢の一つになるでしょう。
しかし、注意点がありますのでここではまとめたいと思います。
必要な書類などまとめ
必要な書類は以下となります。
必要書類
- 中小企業診断士登録申請書(様式第1、原本)
- 中小企業診断士第2次試験合格証書(原本)
- 実務補習修了証書(原本)または、実務従事の実績証明書(様式18、19、20、原本)
- 住民票の写し
送付先(こちらでラベルとして提供されています)
〒100-8912東京都千代田区霞が関1-3-1
経済産業省 中小企業庁 経営支援部 経営支援課 中小企業診断士担当 行
注意点
- 実務従事の実績証明書は代表者印が必要(らしい)
- 郵送事故を防ぐために簡易書留が推奨されている
- 郵送完了以降は登録証が届くまで音沙汰ない
以下中小企業庁へ送付しますので、こちらの注意点を合わせて確認ください。
https://www.chusho.meti.go.jp/shindanshi/download/qanndasakusei.pdf実務従事の実績証明書の書き方
顧客に書いてもらう部分は触れないで頼みましょう。また、最大の謎(本当なのかも怪しいですが、こういわれている)なのが、印鑑の欄・代表者です。
ここが、常務や専務などではNGです。代表者からもらわないといけません。印鑑も丸印や角印など会社印鑑ではだめで個人印(証明力を持つ)が必要といわれています。
もしかしたら大丈夫な可能性もありますが、記載上の注意点にも「代表者」としつこく書いています。印鑑は大丈夫かもしれませんが、ほかの役員ではやはりNGでしょう。
合格しても登録するまでが診断士への道です!
少しでもお役に立てれば幸いです。
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