身近なツールとして、「携帯電話」は今やみんなが使うツールですねそんな3大キャリアについてこれから見ていきたいと思います。皆さんはケータイ何使ってますか?
私はドコモ!
私はKDDI!
私はソフトバンク!
3大キャリアと言われますね!
価格は見るけどどんな事業結果か知っている人は少ないのではないでしょうか?今日はドコモについてみてみましょう!
ついにドコモはメインブランドでの値下げに踏み切りそう!
価格引き下げに1消費者としては、期待が高まりますね!
財務諸表って何?
※そんなあなたは↓↓↓↓
NTTドコモ
NTTが公開買い付けを通して、完全子会社化することを発表したことでこれが実現すると今後は見ることができなくなるかもしれない単独の財務諸表です。
ご存じの超優良企業でホワイトランキングだったり、年収ランキング、CSRランキングなどでも上位に上がる企業です。しかし、こういった定性データではなく、定量データで見てみましょうか。
今や携帯電話キャリアはインフラでありつつ、高単価。これの支えとなるのは当然収益構造になりますので、見てみようと思います。
損益計算書
営業収益合計は2兆2,825億円であり、営業利益は5,636億円です。
営業利益率は24.69%です。昨期では23.18%であり、営業収益全体は下がっているのに営業利益は上がっています。経費や除却費用が下がっていますが、目立っている点がそこまであるわけではないですね。人件費は逆に上がっています。
通信キャリアの営業利益率は高いんですね。「通信設備使用料」というのが、菅政権で言われている公共の電波を使っているのに高すぎる・・といわれる部分ではないでしょうか。
四半期純利益は3,923億円です。これも非常に高いですね。
売上高が2兆円をこえているのはすごいです!携帯3キャリアネタバレすると売上高は全社上場企業の上位50位以内にいます。
営業利益率は10%以上に絞っても656社しかいないらしいです。
貸借対照表
貸借対照表を見ると、総資産は7兆6,308億円です。負債は2兆1,084億円、自己資本は5兆5,224億円です。有形固定資産が2兆6,531億円と固定資産としては大きいです。営業債権(売掛金のようなもの)が2兆1,546億円と次点で多いです。有形固定資産の大部分を占めるのは電波塔などの通信設備でしょう。営業債権は回収が終了すれば、現金同等物となります。
自己資本比率は72.37%です。先日ブログで記載した楽天は自己資本比率が約6.20%でした。一代で大きくしている楽天と資本構成が違うのは当然ですが、全然違いますね。大企業と一口に素人が考えても全然違いますね。
自己資本比率は借りに無借金経営でも売掛金などあるので現代企業では100%はあり得ません。そんな中で70%代というのは高いのがわかるのではないでしょうか?
セグメント営業利益
セグメントは以下に分かれています。
- 通信事業
- スマートライフ事業
- その他の事業
通信事業は4,336億円でそれ以外は約600億~700億という形であり、ここも楽天の事業セグメントの広さと比べると逆に集中しているのがわかりますね。
これくらいの大企業になると通常は事業のポートフォリオを広く持つのがいいとも言えますが通信事業という事業形態を考えるとそこまでポートフォリオを意識する必要はない気がします。
また、NTTのグループであり、今後完全子会社化をされることを考えると一社としては問題ないともいえるのでしょう。
良くも悪くもケータイ事業で稼いでいます。
説明会資料
次回は説明会資料を解説します。
※この記事はドコモのIR情報を基にまとめております。
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