アルケミストという書籍をご存知でしょうか。
世界的に有名な書籍ですが、知らない人も多いでしょう。
アルケミスト?
錬金術師ってこと?
鋼の錬金術師なら知っているよ!またみたいなー
小説なの?
ビジネスマンも読む自己啓発小説という表現が近いかもしれません。
この小説での学びを解説したいと思います。
この書籍要約でわかる事
- この書籍の内容
- 学び 夢を追うとは何か
今回の書籍
今回の書籍テーマは『アルケミスト 夢を旅した少年』です。
この書籍はいわゆる小説ですが、宗教的な雰囲気もあり、教科書的な文章でもあります。
私の印象としては、物語としても完成度が高く、学びが大きいという点において、『星の王子さま』にも似ていると感じました。
『アルケミスト 夢を旅した少年』
『星の王子さま』
パウロコエーリョ
作者の背景からwikipediaを見ながら簡単に見てみたいと思います。
ブラジルのリオ・デ・ジャネイロに生まれる。大学の法学部に進学するも、1970年、突然学業を放棄して、旅に出る
(中略)
しばらくレコード制作を手がけるが、1979年、再び仕事を放棄して、世界を巡る旅に出る。
wikipediaより
今回の「アルケミスト」の主人公と同じように旅に出ているのです。
なかなか、最初からインパクトの強い経歴から始まります。
作詞などを行いつつも再度仕事を放棄して旅に出ます。
アルケミストに関しては、以下のように説明されています。
1988年に出版した第2作『アルケミスト – 夢を旅した少年』(O Alquimista)はブラジル国内で20万冊を超えるベストセラーとなり、38ヵ国の言語に翻訳された。2007年のアンデルセン文学賞など、世界中の国々から様々な文学賞を受賞している。
wikipediaより
学び 「夢を追う」とは・・・
皆さんには「夢」ありますか?
改めて考えることはないと思いますが、この書籍は「夢を追う」ことを改めて教えてくれます。
書籍を単純に要約すれば、
主人公サンチャゴが旅に出る
以上です。
しかし、それにより読者の我々・というか私がどのような感動・学びを得たのかを話していきます。
今しかできないこと
老人は、広場の一角にある自分の店のショーウィンドウの横に立っているパン屋を指さした。「あの男も、子供の時は、旅をしたがっていた。しかし、まずパン屋の店を買い、お金をためることにした。そして年をとったら、アフリカに行って一カ月過ごすつもりだ。人は、自分の夢見ていることをいつでも実行できることに、あの男は気がついていないのだよ」
人は「自分の夢見ていることをいつでも実行できることにきづいていない」
はっとさせられませんか?
- お金が貯まったらやろう
- 老後にはやろう
- 週末にはやろう
こんなふうに思っていることは実は今できることなのではないでしょうか?
そして、それはもしかしたら今しかできないことの可能性もあります。
現在を懸命に生きれば未来が良くなる
以下のような一節があります。
もしおまえが、現在によく注意していれば、おまえは現在をもっと良くすることができる。そして、おまえが現在を良くしさえすれば、将来起こってくることも良くなるのだ。
本書より
これは、未来の予測を懸命にしてもしょうがないと言っています。
現在に細心の注意を払えば、未来(ここでは現在とこれも表現)をよくすることができると説いているのです。
ほんの一文ですが、勝手に未来に希望を持って今を我慢することも多いのではないでしょうか?
ぜひ、今しかできないことを考えられればと思います。
『アルケミスト 夢を旅した少年』
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