日本のトップ企業と言えば「トヨタ」というのはご存知の方も多いと思います。
世界販売首位から遠ざかっていましたが、再度2020年に首位を取り戻しました。
2020年に世界で952万8438台(前年比-11.3%)を販売し、5年振りに世界販売台数1位に返り咲いた。
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トヨタって何が日本一なの?売上?
まずは売上!
順位 | 企業名 | 売上高 |
---|---|---|
1位 | トヨタ | 29,929,992百万円 |
2位 | ホンダ | 14,931,009百万円 |
3位 | 三菱商 | 14,779,734百万円 |
4位 | 日本郵政 | 11,950,185百万円 |
5位 | NTT | 11,899,415百万円 |
次に経常利益!
順位 | 企業名 | 経常利益 |
---|---|---|
1位 | トヨタ | 2,554,607百万円 |
2位 | NTT | 1,570,141百万円 |
3位 | 三菱UFJ | 1,235,770百万円 |
4位 | KDDI | 1,020,699百万円 |
5位 | 三井住友FG | 932,064百万円 |
次に従業員数!
順位 | 企業名 | 従業員数 |
---|---|---|
1位 | トヨタ自動車 | 36万4,445人 |
2位 | 日立製作所 | 30万3,887人 |
3位 | NTT | 27万4,844人 |
4位 | パナソニック | 25万7,533人 |
5位 | 日本郵政 | 24万8,384人 |
そして、世界に対してのブランド力!
他のもあるかもしれないですが、少し調べるだけでこんなにあります。
経常利益ってなんだっけ?
財務諸表とやらは早かったわ。わからん、、、
※そんなあなたは↓↓↓↓
それでは、決算説明資料からトヨタの強さを少し見てみたいと思います。
実績説明
販売台数
まず、販売台数から説明をしています。
すべての地域に関して、前年同期比で100%を越しているところはありません。
543万台の売上と昨年から比較して、100万台以上の販売減少があります。
それだけコロナの影響は大きかったということです。
昨年より100万台も販売台数が減っているのが特徴ですね。
連結決算
違いを感じるのは単位が「億円」ということもありますが、淡々と業績を語っています。
為替差益も為替差損も大きな影響を及ぼすため、記載されています。
前年から売上(営業収益)が3兆4,419億円(前年差異)も減少しておりますが、税引き前利益を1兆8,699億円まで維持しているのはさすがの経営体質といえます。
固定費が大きい業界にあって、コスト削減に余念がないといえるでしょう。
販売台数減少で収益は下がっているけれど、コスト管理がしっかりできている印象ですね。
営業利益推移
営業利益の増減要因を記載しています。
販売面での約6000億円の減少がありつつも原価改善努力で1000億円のプラス変動があることが素晴らしいとも言えます。為替差損失は半分近くカバーができています。
原価改善努力で1,000億円削減しているのをさも当たり前のように記載されているのがすごいですね。
3月期の見通し
そろそろ出るかもしてませんが、3月に向けての見通しです。
販売台数
販売台数見通しは現実的なラインのように感じます。
航空業界では楽観的な見通しかと思っていましたが、自動車販売はかなり回復傾向にあるでしょう。
昨年比では、それでも100万台以上の減少を取り戻せないと見込んでいます。
連結決算
連結決算の見通しは、売上(営業収益)部分で約3兆円の減少を見込んでいます。
営業利益は2兆円を目指しています。
売上減少は販売台数によるものですが、2兆円の営業利益まで持ち上げているところにコスト改善の意識をさらに高める意思を感じます。
営業利益
以下営業利益についてです。営業面での努力での5,050億円増加は甘くも見えますが、トヨタの営業力は半端あじゃないのでそんなに楽観的な見込みのわけではないのでしょうか。
前回の見通しからの増減なので、気を付けてみてみてください。
前回の見通しからは増加しているけれど前期にはまだまだ及ばないという見込みですね。
※この記事はトヨタのIR情報を基にまとめております。
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