中小企業診断士試験の時期が今年もやってきました。
合格したとはいえ、実務補習がまだ残っており、ワクワクしています。
診断士になれたらいろいろと知れて知識レベル高そう!
受かってこそ改めて言えることですが、そんなことありませんw
広く浅くの試験であるため、目標を新たにインプットとアウトプットを繰り返していく必要があります。
何に取り組む予定なの?
私は
・システム
・財務
に力を入れて知識拡充をしたいと思っています。
その中で、今日はITストラテジストを調べたので、まとめたいと思います。
しかし、資格は取ってからがスタート。資格コレクターにならないように診断士としての実績を積みつつ、取り組みたいと思います。
この記事でわかること
- ITストラテジスト試験の立ち位置
- ITストラテジスト試験の難易度
- ITストラテジスト試験の概要
ITストラテジスト試験の立ち位置
IT資格の中での立ち位置
資格試験の一般的な取得順序は(ITパスポート)→基本情報技術者→応用技術者
と取得をしたのちに今回取り上げるITストラテジスト試験やその他高度資格に挑戦するというものです。
基本的な技術者としての知識を得たのちに一般的には挑戦する資格です。
ITの高度試験といえるでしょう。
どんな資格か?
以下のように定義されています。
経営とITを結びつける戦略家
iTECより
事業企画,業務改革推進,情報化企画,製品・サービス企画などの部門において,情報技術を活用した基本戦略の策定・提案・推進を遂行するため,次の知識・実践能力が要求される。
経営にどのようITを生かしていくかという資格です。
まさにこれからのDXに向いた資格といえると思っています。
コンサルを軸としてIT知識を武器とするのにぴったりな資格
ITストラテジスト試験の難易度
では、難易度はどの程度なのでしょうか?
高度資格といわれるだけあって、ITストラテジスト試験は15%前後という難易度の様です。
10人受けて1-2人は受かる試験と考えると・・・どうでしょうか?
ITストラテジストは難易度が高く、合格が難しい資格です。近年のITストラテジストの合格率は15%前後で推移していますが、同じIPAの資格である“基本情報技術者試験”の合格率が20~30%程度、2020年度は48.1%だったことを考えると、その難易度の高さがわかります。
パソナテックより
合格率は例年14%前後で、2019年度の試験では15.4%でした。
資格TIMESより
ITストラテジスト試験は受験者のレベルが相当高いため、合格率15%はかなりの難易度を示すといえるでしょう。
中小企業診断士試験が1次2次を合わせたら4-7%程度の難易度です。
しかし、1次合格や科目合格などの制度がこの難易度を下げているので、同等程度の難易度と考えた方がよさそうです。
ITストラテジスト試験の概要
試験は春期(4月)と秋期(10月)が通例ではあります。
私は実務補習などもあるため、来年の春期を目指したいと考えています。
試験時間や形式など
試験時間 | 午前 I 試験 09:30-10:20(50分) 午前 II 試験 10:50-11:30(40分) 午後 I 試験 12:30-14:00(90分) 午後 II 試験 14:30-16:30(120分) |
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出題形式 | 午前 I 試験 多肢選択式(四肢択一)※共通問題 午前 II 試験 多肢選択式(四肢択一) 午後 I 試験 記述式 午後 II 試験 論述式 |
出題数 | 午前 I 試験 出題数 30問/解答数30問 午前 II 試験 出題数 25問/解答数25問 午後 I 試験 出題数 4問/2問 午後 II 試験 出題数 3問/1問 |
配点/基準点 | 午前・午後試験 各100点満点/各60点 午後 II 配点なし/ランクA(注)(注)午後 II(論述式)試験の評価方法について設問で要求した項目の充足度、論述の具体性、内容の妥当性、論理の一貫性、見識に基づく主張、洞察力・行動力、独創性・先見性、表現力・文章作成能力などを評価の視点として、論述の内容を評価する。 |
問題別配点割合 | 午前 I 1問 各3.4点 午前 II 1問 各4点 午後 I 問1-4(2問解答)各50点 午後 II 問1-3(1問解答)※評価ランクによる※評価ランクで評価することから、配点割合はない。 |
受験手数料 | 5,700円※「情報処理の促進に関する法律施行令の一部を改正する政令」により受験手数料が改定されました。 |
午前試験の出題範囲
大分野だけで23分野、引用元の中分野は112分野。
午後Ⅰ,Ⅱ試験の出題範囲
午後試験の出題範囲は以下です。
1. 業種ごとの事業特性を反映し情報技術を活用した事業戦略の策定又は支援に関すること |
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経営戦略に基づく情報技術を活用した事業戦略の策定,情報技術によるビジネスモデルの開発提案,業務改革の企画,新製品・サービスの付加価値向上の提案,システムソリューションの選択,アウトソーシング戦略の策定 など |
2. 業種ごとの事業特性を反映した情報システム戦略と全体システム化計画の策定に関すること |
業務モデルの定義,情報システム全体体系の定義,情報システムの開発課題の分析と優先順位付け,情報システム基盤構成方針や標準の策定,システムソリューション適用方針の策定(ERP パッケージの適用ほか),中長期情報システム化計画の策定,情報システム部門運営方針の策定,IT 全般統制整備方針の策定,事業継続計画(BCP)の策定・実施,システムリスクの分析,災害時対応計画の策定,情報システム化年度計画の策定 など |
3. 業種ごとの事業特性を反映した個別システム化構想・計画の策定に関すること |
システム化構想の策定,業務のシステム課題の定義,業務システムの分析,業務モデルの作成,業務プロセスの設計,システム化機能の整理とシステム方式の策定,システム選定方針の策定(システムソリューションの適用ほか),全体開発スケジュールの作成,プロジェクト推進体制の策定,システム調達の提案依頼書(RFP)の準備,提案評価と供給者の選択,費用とシステム投資効果の予測 など |
4. 事業ごとの前提や制約を考慮した情報システム戦略の実行管理と評価に関すること |
製品・サービス・業務・組織・情報システムの改革プログラム全体の進捗管理,情報システム基盤標準やシステムに関する品質管理標準の標準化推進,改革実行のリスク管理と対処,システムソリューションの適用推進,システム活用の促進,改革プログラムの効果・費用・リスクの分析・評価・改善,事業戦略・情報システム戦略・全体システム化計画・個別システム化計画の達成度評価 など |
5. 組込みシステムの企画,開発,サポート及び保守計画の策定・推進に関すること |
通信・情報・アーキテクチャ・ヒューマンインタフェース・ストレージ・半導体・計測・制御・プラットホームなどの技術動向分析,製品市場動向・社内技術評価などを踏まえた製品戦略策定,知的財産・規格・法令・製品の安全性や環境対策などへの考慮点の整理,リスク分析,調達方針の策定,経営戦略との整合性評価,要求の確認と調整 など |
午前は出題範囲が広い。
午後は論述・アウトプット力が求められる
ITストラテジスト取得の目的
私がこの資格に挑戦しようと思うのは、希少性の高いコンサルになりたいと考えているからです。
何かで圧倒的に秀でることは難しいかもしれませんが、掛け算で希少な人材になろうとしています。
私は掛け算で以下のような人材になりたいのです。
中小企業への高付加価値コンサル=経営全般ゼネラリスト×IT価値×財務分析
これを対外的に見せられるように資格も持っておきたいのです。
中小企業への高付加価値コンサル=中小企業診断士×ITストラテジスト×簿記2級?
ステップが前後しているのですが、やりたいことは以下にまとめています。
試験概要を調べただけで吐きそう。
さて、本でも読んで休憩しよう。
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