前回9月権利確定のトップ3が全部海運会社ってびっくりだったよね!
けど市場全体としては下降気味って言ってたよね?
景気はいいの?悪いの?
いわゆる景気に敏感な業種という言い方ができると思います。
今までの内容などを見てみようと思います。
この記事でわかること
- 日本郵船の業績推移
- 商船三井の業績推移
- 2社比較して投資するならどっち?
日本郵船の業績推移
前回の記事にて、市場は減少傾向であると業界動向サーチからのデータでお伝えしました。
それはトップシェアを誇る日本郵船の業績からも見て取ることができます。
売上高が2兆円を大きく超えていたものが最近は超えるのが難しくなっているのが見えます。
しかし、それ以上に気になるのは2008年からの約13年ほどで4度も純利益ベースで赤字になっていることです。
なぜ、赤字になっているのかを見てみますとまずは営業利益率の低さです。
原価率がほぼ9割前後であり、粗利時点で10%程度の粗利しかありません。
また営業利益ベースではほとんどの年で5%を下回っています。
販管費率は10%前後ですが、営業利益時点でほとんど残っていないということになります。
わたしも出遅れ組ですが、昨年からさとふるではじめました。
商船三井の業績推移 日本郵船との共通点
利益率の低さは業界特有なのか、日本郵船の個社としての特徴なのか、比較のために商船三井を見てみましょう。
売上は同じく下降傾向で2兆円近くかつてあった売上は1兆円を最近になって割り込んでいることもあります。
基本的に傾向は同じようになっています。共通点として以下のようなところがあります。
- 粗利率が約10%程度
- 営業利益率がたいてい5%を切る
- 過去約13年間で赤字が4回(年度こそわずかに違えど)
以上のことからこれらは業界の特徴と捉えることができると思います。
配当推移について
とはいっても皆さんが気になるのはこの高配当が続くのかということだと思いますので、その推移を見てみたいと思います。
日本郵船
配当推移を見てみると以下のような推移です。
いびつですね。
商船三井
商船三井も同じようにいびつな配当です。
どちらの企業も配当性向もまばらです。
ただ、今年の配当が特に高いことはわかりますね。
投資するならどっち?
私の結論としては、配当利回り目当てであれば投資はしない!という判断になります。
今後の収益性に不安があるからです。
一方でそれでも投資をするならどちらかというと安全性が高いものでしょう。
それを見る一つは自己資本比率ですが、実は30%を少し下回る程度でどちらもあります。
次に現金残高を見てみたいと思います。
これは日本郵船が多少現金を持っているようです。
日本郵船
商船三井
あまり2社間に違いは見られないのでこの中では規模と利回りのいい日本郵船のほうがいい気がしますが、どちらも変動が大きいことは覚悟した方がいいでしょう。
投資をする際の分析をしてみたい方はぜひ以下の記事も読んでみてください!
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