カナミックネットワークはテンバガーになるか?
- 結論:テンバガーは難しいかも しかし長期保有ならありうる。
- しかし、堅実な成長が望める市場で独自性も高い。
- 他国も高齢化社会になり、グローバル展開成功しているならテンバガーありうる。
- むしろ長期保有銘柄としてポートフォリオに加えたい銘柄。
カナミックネットワーク(証券コード:3939)とは
カナミックネットワークの直近(2022年1月28日終値時点)の株価は以下です。
5万円以下で100株が買える株式です。
カナミックネットワークの業態
カナミックネットワークはメイン事業を以下に規定しています。
- 医療・介護・子育て分野におけるクラウドサービス提供事業
- 医療・介護・子育て分野におけるプラットフォームサービス事業
カナミックネットワークの業績
収益性
売上は右肩上がりになっており、それに伴って素直に営業利益・経常利益・純利益が堅調に推移しています。
ここ10年間が黒字決算続きであり、安定的な収益基盤を築いているといえるでしょう。
一方で、売上の推移は多くても3億程度の伸びとなっており、成長性としてはもっと飛躍をしてほしいという感覚も否めません。
安全性
短期安全性から見ます。
ここで着目するのは流動比率です。これが100%を下回っていると短期的に返さなければいけない負債が多く、直近での倒産確率が高いことを示します。
流動比率=流動資産/流動負債
950%=38億/4億
また、総資産に占める自己資本の比率を見ることで中長期でも安全性を確認できます。
自己資本比率は40%を超えると安全といわれていますが、ここも現状は下回っていません。
ちなみに21年に大幅に自己資本比率が下がっているのは「新株予約権付社債」を発行しているものであり、20億円もの発行をしていることが要因です。
自己資本比率=自己資本/総資本
株主構成
大量保有報告書(5%以上)の保有者は以下です。
後から参画している社長が13.8%も持っているのには少し驚きました。
また、筆頭株主33.8%となっているSHOという会社は創業者の会長が現代表を務める会社です。
そのため、併せて46%と独自性を担保できる比率を役員陣でもっていることがわかります。
この独自性は経営者の方向性に賭けられるならホットリンク以上に長期的な視点で経営が行える体制であると言えるでしょう。
キャッシュフロー
キャッシュフローを見ると
営業キャッシュフローがプラスを続け、財務活動も必要時に借入している、投資活動もしっかり行なっているけれどフリーキャッシュフローはプラス(現金は増やしている)という
極めて健全です。
一方で超成長企業にあるような圧倒的な投資をおこなってきていないことも見て取れます。
これは経営と所有がほぼ一致している現状では急成長が望みづらいというマイナス面がある一方で長期保有を結構安心してできる銘柄という印象もあります。
カナミックネットワーク 今後の可能性
一つはマネジメントの強化です。
識学のマネジメントはかなり厳しいことでも知られており、私はこの書籍を読んで怖いなと思った側です・・
これにより、本当に人材強化につながるといいですが、逆に離職につながる可能性もあるのでは?・・・と危惧はしています。
これからの成長戦略として掲げているのは以下です。
「揺り籠から墓場まで」カナミックネットワークのPHRを利用する日が来るのかもしれません。
また、グローバル展開を始めると劇的に強みが出てくると思います。
この理由は「日本が1番最初に高齢化社会に突入しているから」です。
この知見を生かしてグローバルに展開できれば先行車優位を獲得できることは間違いありません。
そう考えると今は長い助走期間のように感じてしまいます。
ぜひ、お考えや指摘をいただけると幸いです!
SBI証券・松井証券などは開いておいて損がないのではないかと思います。
▽証券口座開設
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