育児・子育て 子供が幸せになるのに必要なこと ギブアンドテイク 与える人こそ成功する

この記事は約13分で読めます。

この記事でわかること

  • 持論 子育てには正解はないが、不正解はある
  • 幸福とはなにか
  • 子供ができると夫婦は不幸になる?
サラバト
サラバト

私はもうそろそろ3歳になる子供がいます。

改めて、子供は可愛い!そして家に帰ると癒されます。

しかし、そろそろ甘やかすだけではいけない年齢にもなってきました。

子育ての内容についても考えていきたいと思います。

この記事の結論

明日から「ギバー」になろう!

  • 親が子育てでできることは不正解を選ばないこと
  • 子供も自分も幸せになるために人間関係を大切にすること
  • 身に付けさせるべき考え方は「ギブアンドテイク」
  • 日本では、男女差がいまだにある。これは家庭での意識が重要
  • 「子供ができれば幸せ」は幻想だと自覚して向き合うこと

持論 子育てには正解は無いが、不正解はある

サラバト
サラバト

私の持論としては、タイトルの通り

子育てには「正解は無いが、不正解はある」と考えています。

その論拠を考えてみたいと思います。

子育てに正解は無いと考える理由

子育てに正解は無いと考える理由は明らかにトラウマを残すような虐待ネグレクトなどはありますが、成功をする法則は経済的に貧しかった家庭から出る成功者もいれば、創業家から代々続くエリート一家の成功者もいると考えているからです。

ビジネスでOWNDAYSの田中社長が話している
「成功はアート、失敗はサイエンス」ともつながる部分があります。※以下の書籍に載っています。

育児の正解について

貧しい家を出ているとされる成功者は例えば以下のような方がいます。

  • 松下幸之助(松下電器)
  • 孫正義(ソフトバンクG)
  • 永守重盛(日本電産)
  • ジャックマー 馬雲(アリババグループ)

私が思い浮かぶだけでもこれだけいます。家庭が貧しいかどうかというのは結果的にハングリー精神を作ることにもつながると言えるでしょう。

育児の不正解

一方で、虐待やネグレクトなどの影響は脳に障害として及ぶ。健康に被害を与えることが結果的に
完全なる育児の不正解を招いていると私は考えています。

心理学ワールド 80号 特集 体罰や言葉での虐待が脳の発達に与える影響 友田 明美(福井大学子どものこころの発達研究センター 教授) | 日本心理学会
公益社団法人日本心理学会の公式ホームページ

つまり、不正解とは身体的にも精神的にも健康被害を及ぼすことが不正解の育児
であると考えます。

結論としてはこのようになるのですが、健康被害を与えようとする親は少数派でしょう。
それでは子供の幸福とは何かを考えていきたいと思います。

幸福とは

一つの結論が「ハーバードの75年の研究」で実は出ています。

調査方法や調査結果は以下の動画を見ていただければと思いますが、この結論は

幸せとは、『富』でも『名声』でもなく、『人間関係』であった、というものです。

人間関係を良くするには 「ギブアンドテイク」

それでは、人間関係を良くするにはどうすればいいと思いますか?
結論としては『富』でも『名声』でもない。となっていますが、それで『人間関係』はできるのでしょうか?

私としては、人間関係を良くするのに必要な考え方はただ一つ
「ギブアンドテイク」
をできる人間だと思っています。

ギブアンドテイクはどうすれば実現するか?

先に、経済的に貧しい家庭からも成功者が出ているという話をしましたが、これには条件があると思います。

条件は「卑しくならないこと」です。
卑しくなってしまい、貧困などにかまけて自分がもらうことばかりを考えるとこの書籍の中でいう
「テイカー」になります。

成功するのは「ギバー」です。
ただし、失敗するのも自己を犠牲にしてしまう「ギバー」です。

ここでの成功者というのは経済的な意味合いが強いですが、人間関係上でもこれは成り立つと思います。

例えば、極端な例ですが
・友達が借金して自分に車を買ってくれたとします。
・毎回毎回自分の喋りたいことだけを捲し立ててくるとします。
真に人間関係を築けるでしょうか?
テイカーでも自己犠牲のギバーでも人間関係を壊してしまうのではないでしょうか。

正しいギバーを育てるために親ができること

では、親がそういった正しいギバーに子供をするためにできることは何があるのでしょうか。
これも私の結論としては以下です。

  • 最低限の経済力
  • 両親や親族の人間関係がギブアンドテイクであること

つまり、祖父母から経済的に独立し、祖父母に親孝行する背中を見せるべきなのではないか?というのが私の結論です。

日本の育児男女差

夫婦間のギブアンドテイクを阻害する要因が、男女の育児参加率の差です。

以下の日経新聞の記事ではOECDの中でも特に日本と韓国において男女差が際立っています。

日本では女性が家事育児に割く時間は男性の4.76倍ほどと調査結果が出ています。
男性の育児・家事の参加時間は女性の2割という計算です。

育児男女差が際立つ日本 - 日本経済新聞
1人の女性が生涯に産む子どもの数を示す合計特殊出生率が2020年に1.34と深刻な少子化に沈む日本。国は聞き取り調査をもとに、若い世代の結婚や出産への希望がかなった場合に実現する「希望出生率(総合2面きょうのことば)」を1.8とはじく。この...

私も共働きですが、実感としてこの程度だと思います。
平日は何もできずに、休日だけはフルで参加しているとしても3割にも満たない率ですから。

男性育休は手厚くても実質とりづらい

男性の育休制度は充実しており、取得できる長さはOECDの中では41か国中1位。
しかし、育休取得率は12.65%であり、大企業の社員でも一部社員がとっているのだろうという数値です。(就業者の31%が大企業社員)

中小企業庁のデータより

中小企業にて働く社員にはほぼ、制度はあっても使えないという印象です。

そして、これがそのままこの育児参加への時間にかかわっていると思います。
実際、家事は5分でやっていたのに・・・という方も少なくないのではないでしょうか。

重要なのは「意識」

先にお伝えした通り、家庭内でも「ギブアンドテイク」の関係が子供にとってはいいと思います。
しかし、会社でいくら頑張っていても帰ってきたら女性が家事・育児をしているような環境では家庭内での男性の立ち位置は「テイカー」そのものです。
※ここでは例として男性が働きに出ている例を挙げていますが、女性が働きに出ており、男性が主夫という場合も同様です。

そこで、重要なのは家事や育児をやるかどうかではなく、相手が求めていることを聞いて行おうとする意識ではないかと思います。
これが、日々行われている場合は子供にもそれが当たり前になるのでしょう。

もし、自分がギバーかテイカーか知りたい場合は以下のサイトでギバー指数を調べてみてください。

Adam Grant – Books, Podcast, TED Talks, Newsletter, Articles
Adam Grant is an organizational psychologist and bestselling author who studies how people find motivation and meaning, ...

残酷な真実 子供ができると不幸になる?

社会学に「親ペナルティ」なる言葉があります。
これは親になると幸福度が下がるという先進国22か国での調査の結果です。

子どもを持つと幸福度が下がる日本社会の闇 | PRESIDENT WOMAN Online(プレジデント ウーマン オンライン)
一般的には、子どもを持つと幸福度が下がるとされていて、これを「親ペナルティ」と言います。日本は含まれていませんが、先進22カ国で調査し、多くの国で「親になると幸福度が下がる」という調査結果が出ています…

しかし、近年これを覆す研究もでています。それが以下の研究です。
結果としては「金銭」要因を除けば、幸福度は上がるかも・・・・ということです。
子育てには手間もかかるといわれますが、手間はそこまで影響しないのかもしれません。

Children, Unhappiness and Family Finances: Evidence from One Million Europeans
Founded in 1920, the NBER is a private, non-profit, non-partisan organization dedicated to conducting economic research ...

どこまで行っても資本主義

つまりは人間を幸福にするには「人間関係」だが、それを支えるのは「ギブアンドテイク」の考え方が重要となり、それを支えるためには「経済力」が必要。「経済力」があれば、親ペナルティも回避できる。

というある意味身も蓋もない、結論になってしまいました。
まずは、自分の考え方を「ギバー」に変える。
これこそがすべての始まりではないでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました