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【中小企業診断士2次試験】令和2年 事例Ⅲ 過去問を考える

この記事は約11分で読めます。
サラバト
サラバト

中小企業診断士学習は継続中です!

今回も過去問を取り上げたいと思います。

男性のあなた
男性のあなた

学習中だとどのように着目すればよいかわからないよね!

女性のあな
女性のあな

タグで「事例」に関連する項目は見ることができます!

サラバト
サラバト

診断士の学習をしない方も、どんな問題がコンサルの試験になるのかを見てみると面白いと思います!

ちなみに令和2年私は事例Ⅰ「B」、事例Ⅱ「B」、事例Ⅲ「B」、事例Ⅳ「A」でした。
A:60%以上、B:50~60%未満、C:40~50%未満、D40%未満

この記事でわかること

  • 令和2年事例Ⅲの問題
  • 設問解釈
  • 本文との対応
  • 解いてみての感想、回答例
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令和2年事例Ⅲの問題

過去問は1次試験も2次試験も以下のリンクから、見に行くことができます。

中小企業診断士試験問題

企業概要

様々な要素がありますが、それは後程本文でご確認いただくとして、概要を抜粋すると以下になります。

  • 資本金4000万円
  • 営業部5 名、製造部23 名、総務部2 名の合計30 名
  • ビル建築用金属製品やモニュメント製品などのステンレス製品を受注・製作・据付する企業

設問解釈

長い本文を読むには、先に設問を解釈してから本文を読むことが必要です。
そのために、「設問解釈」から始めたいと思います。

第1問

C 社の⒜強みと⒝弱みを、それぞれ40 字以内で述べよ。

答えるもの:強みと弱み

サラバト解釈(与件文に探しに行く):ほかの設問と絡めて答えよう。

第2問

C 社の大きな悩みとなっている納期遅延について、以下の設問に答えよ。

このリード文で、納期遅延が発生していることはわかります。
その原因を見に行く必要があります。

設問1

C社の営業部門で生じている⒜問題点と⒝その対応策について、それぞれ60字以内で述べよ。

答えるもの:「営業部門」での問題と対応策

サラバト解釈(与件文に探しに行く):営業部での状況を確認

設問2

C社の製造部門で生じている⒜問題点と⒝その対応策について、それぞれ60字以内で述べよ。

答えるもの:「製造部門」での問題と対応策

サラバト解釈(与件文に探しに行く):製造部での状況を確認

第3問

C社社長は、納期遅延対策として社内のIT化を考えている。C 社のIT活用について、中小企業診断士としてどのように助言するか、120字以内で述べよ。

答えるもの:助言

サラバト解釈(与件文に探しに行く):IT化ということで根本的か、営業部と製造部双方にかかわる部分として、切り分けて見る。

第4問

C社社長は、付加価値の高いモニュメント製品事業の拡大を戦略に位置付けている。モニュメント製品事業の充実、拡大をどのように行うべきか、中小企業診断士として120 字以内で助言せよ。

答えるもの:助言

サラバト解釈(与件文に探しに行く):モニュメント製品の特性は何があるか?「充実」と「拡大」をどのように切り分けて解釈するか

本文との対応

本文はすべて載せるのもどうかと思うので、以下をご覧ください。

https://www.j-smeca.jp/attach/test/shikenmondai/2ji2020/a2ji2020.pdf

問題との対応は以下のように考えていきます。

第1問

C 社の⒜強みと⒝弱みを、それぞれ40 字以内で述べよ。

本文から答えのヒントとなりそうなものを抜粋

強み

  • 設計から政策、据付工事までの一貫体制
  • 溶接技術や研磨技術
  • 特殊加工と仕上げ品質が要求されたモニュメントの受注(その為、獲得している?)

弱み

  • 納期遅延体制

答え構想:ほかの設問とみてだが、すべて盛り込めそうな文字数。

第2問

C 社の大きな悩みとなっている納期遅延について、以下の設問に答えよ。

設問1

C社の営業部門で生じている⒜問題点と⒝その対応策について、それぞれ60字以内で述べよ。

本文から答えのヒントとなりそうなものを抜粋:構造を以下のように設計

担当決定→設計図仕様書作成→見積→契約→製作図作成提出→(やり取りが多く発生する)(営業部)→顧客承認→製作図引継→(計画オーバー)(製造部)→製作→据付工事

2次元CADを利用している。

答え構想:多く発生するやり取りのなかで「顧客承認」と「図面作成」がネックになっている。
これを解消するために仕様変更の締め切りや3次元CAD活用などか。

設問2

C社の製造部門で生じている⒜問題点と⒝その対応策について、それぞれ60字以内で述べよ。

本文から答えのヒントとなりそうなものを抜粋:生産計画をオーバーすることが問題のよう。
このために、生産計画自体のブレがあることや技術差により高度作業ができないことがある。

答え構想:計画に対して周期の見直しと標準化。技術力でストップしないようにチームを組む。

第3問

C社社長は、納期遅延対策として社内のIT化を考えている。C 社のIT活用について、中小企業診断士としてどのように助言するか、120字以内で述べよ。

本文から答えのヒントとなりそうなものを抜粋:2次元CADを3次元CADにする?しかし、すでにCAD自体は導入されており、IT化とは言えないだろう。
そうすると、IT化のヒントは特にない?

答え構想:営業部と製造部の連携(アイデアベースになってしまう、、)しかし、これで受注リードタイムの短縮化にはつながるのではないかと思われる。

第4問

C社社長は、付加価値の高いモニュメント製品事業の拡大を戦略に位置付けている。モニュメント製品事業の充実、拡大をどのように行うべきか、中小企業診断士として120 字以内で助言せよ。

本文から答えのヒントとなりそうなものを抜粋:3次元CADはここで使うのかも?投資するとしたら「7mまでしか入らない建屋」の改修も入るかも

答え構想
充実=技術力向上
拡大=3次元CAD,建屋改装でよいか

解いてみての感想

解いてみての感想は「切り分けが難しい」でした。
2次試験特にⅢでは特徴的なものです。「3次元CAD」に振り回された印象でした。
私はこの評価は「B(50~60%未満)」でした。

TACさんが回答解説動画を出しています。2次試験は予備校などでも回答が一つに固まらないのも特徴です。

TAC中小企業診断士講座
TAC中小企業診断士講座が、中小企業診断士受験生(または合格者)向けに情報を発信しているチャンネルです。TAC中小企業診断士講座のコースガイダンスはもちろん、受験生向けセミナー、解答解説会、実務家インタビューなどもUPしています。

以下の書籍で答え合わせできると思います。
TACテキストも良いのですが、自分の回答と見比べづらく、一般的に推奨されている「ふぞろい」のほうがおすすめです。

ふぞろいも最新版が出るようですので、その場合はそちらがよいでしょう。

サラバト
サラバト

この模範解答を正解とすると、全体的にあとから言われればその切り分けでよさそう・・とは思える。しかし、難しい。

一方で、2問の「仮契約にとどめ~」というのは、無理じゃない?仕事取れなくない?と思ったりします。

また、3問生産計画作成システムを根拠なく入れるならまた2問との切り分けが難しいでしょう・・となります。

という回答はなるほど。それは盛り込むべき回答な気がする・・とも感じました。

コメント

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